1.Episode.0
作詞:mathru (KanimisoP)
作曲:mathru (KanimisoP)
そう俺は夢を摑む者
野望のため刀を赤く染める
戰國の世が世であるから
何を犧牲にしても天下を取る
何もかも省みずに
故鄉(こきょう)の母にも手紙書けず
己の未熟さを知り
氣付けば體は血に染まった
殘酷な戰の痕 俺たちは敗れた人
敗者には救いさえもなく
無情に雨は降り注ぐ
墓標に夢は露と散る
遠く向こうから聽こえてくる
優しく悲しい旋律
少女が何處かで歌ってるようだ
透き通った聲が響きわたる
ふと淚零れ落ちた
故鄉(ふるさと)が思い浮かんだ
歌聲が俺に氣付かせた
平穩が一番大切だと
もし生まれかわれるなら
この聲の少女のように
歌聲で人を救えるような
存在になりたいと思うんだ
今の俺がそうであるように
誰かの重荷を外せたなら 嗚呼
2.Paranoid Doll
作詞:mathru (KanimisoP)
作曲:mathru (KanimisoP)
捕われた行き場のない心 動けなくなる
自分の感情さえ見えない 目を背けてる
掌に包まれている蝶のように
飛びたくても飛べない翅が
「都合のいいように生きればいいよ」
「苦しいなんて言わせないから」
耳元で聞こえる誘惑
自由を求めては 辿り著けず
居場所のない現實に
思い通りにならない地圖を眺めている
身體が切り裂かれ 痛みに消えていく
記憶も願いも
切なく色づき 左手に忘れられぬ傷
ボクハ パラノイア
繫がれた手足 隱された瞳の中に
思い出す あの面影は幻なのか
「全部捨ててしまえば樂になれるよ」
「痛みが快感に變わっていくよ」
手渡される 禁斷の赤い實
自分らしさなんて わからなくて
過去に縛られ 繰り返す
時の過ちに氣付かずに「あの實をください」
手に入れたいものを 摑めなくて
消えない傷を增やすだけ
氣付いてしまった 見知らぬ世界に殘された
ボクハ パラノイア
うなだれる首 聞こえない耳
叫べない喉 動けない足
これが現實か夢かわからない
でも君は確かに僕を見ていた
暗い闇の中で もがきながら
何度も自分を見つけてる
右手に殘る赤い色 バラバラの蝶々
このまま眠らずに 步き續ければ
いつかは辿り著ける?
行く手に 君の足跡が見える もう戾れない
ボクハ パラノイア
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