夏の行方

DIV 夏の行方歌詞
1.夏の行方

作詞:CHISA
作曲:DIV

太陽に胸を焦がしながら夏をずっと待っていた
駆け抜けた 南風 行方

「晴れ渡るなら そう言ってよ!」
予報に難癖 休みを取ってない…
満員電車揺られ眠る
サマータイム 怨む

世間的にはバケーション
週6フラストレーション
浴衣のカップル散れ!!!

ボクもこの季節に胸を踊らす
少年だった

太陽に胸を焦がしながら夏をずっと待っていた
キュンと鳴るこころ抑え
ビー玉みたいに小さな夢見つけたラムネの中
僕が最初に焦がれた夢
届かない瓶の中

ちょろちょろ目に留まる
ガキにイライラしてたり
...本当は羨ましい

飛行機雲の先端まで
夏の行方 追いかけ

「ひと夏の恋路とかけまして、線香花火と解く」
理屈だけが器用になって
幼い頃観た二尺玉は儚く消えなかった
目蓋裏に焼きついたまま

利口なフリを演じるうちに
卑屈な大人になっていた
夕立に打たれている
ボクを浄化する雨
ピチピチピチと

太陽に胸を焦がしながら夏をずっと待っていた
懐かしむあの日々

ビー玉みたいに小さな夢見つけたラムネの中
僕が最初に焦がれた夢

人の世の儚さ知らずともちゃんと感じ取っていた
夏が終わる寂しさを

大人になって幾つの夏が足早に過ぎただろう
ビルの隙間から覗く空
二度と来ない?あの日の空


2.蛍火

作詞:CHISA
作曲:DIV

森の中で蠢く光
河のせせらぎが口ずさんだ
夜露 落ちる 五線譜の上
木霊する

朧月が照らす舞台と
アールをなぞる
蛍の指揮者
鈴の音が響く神社で
待ち合わせ

ゆらりゆられた背中が
温かな母の鼓動が
di yu da ri ri ru ri da ri ra
前世の記憶?既視感?
こころが覚えている
満たされてゆく

飛び交う爆撃に
無邪気な子が 「蛍みたいだね」

廻り廻った命が
終わりを感じた子どもが
di yu da ri ri ru ri da ri ra
前世の記憶?既視感?
こころが震え

光を奪った光が
脳裏に焼き付いた景色が
di yu da ri ri ru ri da ri ra
前世の記憶?既視感?
こころが覚えている
崩れ落ちゆく

こっちの水は甘くて
あっちの水は水銀入り
プール開き

土を掘って奪った富は
街を焼野原に変えました
火花 踊る 五線譜の上
灰になる

ゆらりゆられた背中が
温かな母の鼓動が
di yu da ri ri ru ri da ri ra
前世の記憶?既視感?
こころが震え

笑顔で溢れる校舎が
昔は死体置き場だった
って信じられない何故なら
僕たちは戦争を知らない
滅ぼし合っていた歴史が
解り合えない人、種族が
って平和な現代で講義
でも漠然と感じられる

蛍火


3.milky latte

作詞:CHISA
作曲:DIV

寝不足の彼とデート
オープンテラスのあの店
昼下がりの休日に
大事なお話

つまり...

苦いキャラメルも
甘い蜂蜜も
全部 味わいたい
欲張りなタンブラー

そよぐ風が運ぶ香りは
優しく包むミルクラテ
お好みのフレーバー
迷いやすい そんな恋の模様

寝不足の彼とデート
オープンテラスのあの店
昼下がりの休日に
大事なお話

いつも

ほろ苦いエスプレッソ
今日も角砂糖2つ
煮詰まる 気不味くなる

そよぐ風が運ぶ香りは
優しく包むミルクラテ
お好みのフレーバー
迷いやすい そんな恋の模様

ふわり水槽の中を泳ぐように
地に足が着かない
気づけばひとりぼっち

だから...

そよぐ風が運ぶ香りは
優しく包むミルクラテ
お決まりのフレーバー
これしかない!そんな恋の模様

天の川が観えるテラスで
苦し紛れの言い訳
シャンパンゴールドの夕日と
遅刻の彼を待つ