スモルワールドロップ

Annabel スモルワールドロップ歌詞
1.スモルワールドロップ

作詞:Annabel
作曲:myu

君の声が
呼び合うその光へ

薄絹越しに今世界を見つめている
跳べない籠の中 翅を縮めて

風渡る森へと咲継ぐ花たちの
呼吸を真似して翅をそっと揺らせば

ほら 君の声が
硬く閉じたままうずくまるこの足元を照らすよ

刻まれた未来が遠く見えない場所でも
虞を脱ぎ捨てて 君のもとへ

触れ合わなくても伝わる確かな思いが
何度でも 向う強さになる

変わっていくために

水底に沈んだ世界を見つめている
ちっぽけな願いに耳をすまして

おしえて欲しい君を悲しませるすべて
心の眼差しで愛しさをあげるから

ほら 髪を撫でる風の向く方へ
果てしなく広がっていくパノラマ

高鳴った鼓動が遠く距離を超えていく
まっすぐ迷わずに 君のもとへ
曖昧な意思が選ぶひとつに意味は無い
本当の気持ちを叫ぶから

手を 手を 重ねていて

きっと決められた未来が白く途切れたとしても
わたしは迷わない 君のもとへ

生まれ変わる光が今透明な翅に
何度でも夢を奏でるだろう

変わっていくために


2.指標

作詞:Annabel
作曲:myu

溜息に落とした昨日までの指標には
何も感じられない
鮮やかさも失って 凍りつくだけ

僕らはいつだってあの日の雨に打たれて
逆説的な笑み浮かべるのに必死なだけ
でも もういいって言って欲しいんだ

痛みを
もてあます
強く
引き寄せられる
光のむこうへ

揺れる 凝らす
確かな日がこの足元止めても
そうさ きみの気配が
触れてまわりはじめていく
「倦む日々はもういい」って言って
冷たい指の先でさぐりあう

輪郭をたどれば忘れてしまうユメでも
めまぐるしい夜の重なりに
現実(しんじつ)というウソを作りだしている

僕ら 何も信じてない、って駆け引きばかり
作為的な笑みを浮かべるのに必死なだけ
でも もういいんだって言って欲しい

想いを
もてあます
君に
引き寄せられる
捉われていくように

僕の中
剥離される言葉と意思 それぞれが
そうさ 焦がれ続けた君を
焼きなおすだけの倦む日々は
もういいって言って
冷たい夜の先へ混じりあう

いま ぼくのなか
剥離される 言葉 と 意思
それぞれが
焦がれ続けた君の背中を見送る

まだ揺れる 凝らす
確かな日がこの足元急かしても
そうさ 君の気配が
消えてまわりはじめていく

倦む日々はもういらない
鈍い指標はここに捨ててしまおう