キミスキセツ

AJISAI キミスキセツ歌詞
1.サイハテトレイン

作詞:松本俊
作曲:松本俊

眠い目こすって 午前4時 始発電車を
人影まばらなホームで 僕は待ってる
何度も夢に敗れて 裏切られて
そしてここへ辿り着いたんだ

疲れた顔のサラリーマン
鳴らないケータイ
ひとり寂しく見つめてる華奢な女の子
みんなどこへ行くんだろう
どこへ帰るんだろう
そこに安らげる居場所はあるのかい?

誰のせいでもないのに
被害者気取っていたのは
きっと自分の弱さを 認めたくないから
でも「頑張れ」って言葉より
「頑張らなくてもいいよ」って
君が言ってくれた時
涙 零れました

静寂の中 夜明けと共に
電車は今日もやってきて
繰り返すだけ それだけなのに
僕はなぜ待ち続けているんだろう

急ぐ理由はないけれど 僕は何度も
時計の針を気にしては 溜め息をつく
一体どこで間違った どこで諦めた
巻き戻すためのボタンがあればなぁ…

無機質なアナウンスが電車の到着を告げる
気がつけば もう世界は動き始めていた
ほら こんな汚れた街にも
綺麗な朝日が昇って
望んでもいない希望を
今さら見せつけた

静寂の中 ドアが開いた
本当はとても怖いんだ
これに乗れば そうまた同じ日々
わかってる このままじゃ駄目だって

埃まみれの夢のかけらが
ポケットの中から落ちた
それは小さく でもまだ僕を信じて
こんなに光ってる
忘れていたんだ 本当にごめんよ
慌てて僕は飛び出した
誰もいなくなったホームで一人
朝焼けに染まった街を見てた


2.桜並木(strings ver.)


3.つぼみ


4.Runner

作詞:松本俊
作曲:松本俊

沢山の人が僕を追い越して行ったよ
望んでもいないのにゼッケン背負って
冴えない毎日 上手くいかないこと
誰かのせいにでもしなきゃやっていけないでしょ

「どこでも行けるさ」
そんな無責任な言葉が
僕らをどこにも行けなくしている
あきらめ甘ったれ染み付いた
でも今なら間に合うのかな

そうだ迷いながら走るんだ
きっとどんな大逆転だって待ってるんだ
僕らが消えるその一秒前まで
ずっとここにいたってしょうがないや
どうせスタート告げるピストルなんて鳴らないし
駆け抜けてゆくそれぞれのスピードで

あいつが持ってる僕に無いものが欲しくて
奪ってはみたけどどれも似合わないな
誰かのものなら意味がない
それはただのガラクタだろう壊せ

いつだって僕たちはSOSを出している
強がったって僕たちはSOSを出している
誰も気付いてくれないよ
立ち止まってもくれないよ
だから足跡刻むんだ

そうだ迷いながら走るんだ
きっとどんな大逆転だって 待ってるんだ
僕らが消えるその一秒前まで
ずっとここにいたってしょうがないや
どうせスタート告げるピストルなんて鳴らないし
駆け抜けてゆく僕だけのスピードで


5.ノーネーム


6.春の呼吸

作詞:松本俊
作曲:松本俊

旅立つ君とそれを見送る僕
足音だけが二つ空に響く
春と呼ぶには少しまだ早いな
吐き出す息は白く濁って消えた

同じ歩幅で歩いた通い慣れた道
綺麗な言葉 何一つ見つからないけど

たぶん一生忘れないでしょう
強がって笑ってた君の
その目に溢れ出す泪を
たぶん一生忘れないでしょう
何も出来ない僕が ここにいたこと

君の荷物はとても とても軽くて
なんだかまたすぐ会える気がして
調子狂うなぁ、って
僕だけ不意に笑った
だけどそれは叶わぬ願いだと
知っていたから 余計悲しくなった

きっと春風が吹けば街も色付いて
僕ら歩き出すための
きっかけを運んでくれるよね

たぶん一生忘れないでしょう
君が見えなくなって
でもいつまでも手を降り続けたこと
たぶん一生忘れないでしょう
一人の帰り道がこんなにも…

僕に残されたのは
果たせぬ約束ばかりで
数えてみたけれど
両手のすきまからこぼれていく

たぶん一生忘れないでしょう
強がって笑ってた君の
その目に溢れ出す泪を
たぶん一生忘れないでしょう
何も出来ない僕が ここにいたこと

誰もが孤独を
誰もが痛みを心の隅に抱えて生きてるから
さあ行こう ここから歩こう
いつかきっとどこかで僕らまた会えるように
会えるように