1.神田川
作詞:喜多条忠
作曲:南こうせつ
貴方は もう忘れたかしら
赤い手拭 マフラーにして
二人で行った 横丁の風呂屋
一緒に出ようねって 言ったのに
いつも私が 待たされた
洗い髪が芯まで 冷えて
小さな石鹸 カタカタ鳴った
貴方は私の 身体を抱いて
冷たいねって 言ったのよ
若かったあの頃 何も怖くなかった
ただ貴方のやさしさが 怖かった
貴方はもう捨てたのかしら
二十四色の クレパス買って
貴方が描いた 私の似顔絵
巧く描いてねって 言ったのに
いつもちっとも 似てないの
窓の下には 神田川
三畳一間の 小さな下宿
貴方は私の 指先見つめ
悲しいかいって きいたのよ
若かったあの頃 何も恐くなかった
ただ貴方のやさしさが 怖かった
2.なごり雪
作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三
汽車を待つ君の横で僕は
時計を気にしてる
季節はずれの雪が降ってる
東京で見る雪はこれが最後ねと
さみしそうに君がつぶやく
なごり雪も降る時を知り
ふざけすぎた季節のあとで
今春が来て君はきれいになった
去年よりずっときれいになった
動き始めた汽車の窓に
顔をつけて
君は何か言おうとしている
君の口びるがさようならと動くことが
こわくて下をむいてた
時がゆけば幼い君も
大人になると気づかないまま
今春が来て君はきれいになった
去年よりずっときれいになった
君が去ったホームにのこり
落ちてはとける雪を見ていた
今春が来て君はきれいになった
去年よりずっときれいになった
去年よりずっときれいになった
3.「いちご白書」をもう一度
作詞:荒井由実
作曲:荒井由実
いつか君と行った 映画がまた来る
授業を抜け出して 二人で出かけた
哀しい場面では 涙ぐんでた
素直な横顔が 今も恋しい
雨に破れかけた 街頭のポスターに
過ぎ去った昔が 鮮かによみがえる
君もみるだろうか 「いちご白書」を
二人だけのメモリィー どこかでもう一度
僕は無精ヒゲと 髪をのばして
学生集会へも 時々出かけた
就職が決って 髪を切ってきた時
もう若くないさと 君に云い訳したね
君もみるだろうか 「いちご白書」を
二人だけのメモリー どこかでもう一度
二人だけのメモリー どこかでもう一度
4.無縁坂
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
母はまだ若い頃 僕の手をひいて
この坂を登る度 いつもため息をついた
ため息つけば それで済む
後ろだけは見ちゃだめと
笑ってた白い手は とてもやわらかだった
運がいいとか 悪いとか
人は時々口にするけど
そうゆうことって確かにあると
あなたをみててそう思う
忍ぶ 不忍無縁坂 かみしめる様な
ささやかな僕の 母の人生
いつかしら僕よりも 母は小さくなった
知らぬまに 白い手はとても小さくなった
母はすべてを暦に刻んで
流してきたんだろう
悲しさや苦しさは きっとあったはずなのに
運がいいとか 悪いとか
人は時々口にするけど
めぐる暦は季節の中で
漂い乍ら過ぎてゆく
忍ぶ 不忍無縁坂 かみしめるような
ささやかな僕の 母の人生
5.帰らざる日々
作詞:谷村新司
作曲:谷村新司
最後の電話を 握りしめて
何も話せず ただじっと
貴方の声を聞けば 何もいらない
いのちを飲みほして 目を閉じる
Bye Bye Bye 私の貴方
Bye Bye Bye 私の心
Bye Bye Bye 私のいのち
Bye Bye Bye Bye My Love
何か話さなきゃ いけないわ
分かっているけれど
目の前を 楽しい日々が
ぐるぐるまわるだけ
Bye Bye Bye 私の貴方
Bye Bye Bye 私の心
Bye Bye Bye 私のいのち
Bye Bye Bye Bye My Love
酒びたりの日も 今日限り
私は一人で 死んでゆく
この手の中の 夢だけを
じっと握りしめて
Bye Bye Bye 私の貴方
Bye Bye Bye 私の心
Bye Bye Bye 私のいのち
Bye Bye Bye Bye My Love
貴方の声が 遠ざかる
こんなに 安らかに
夕暮れが 近づいてくる
私の人生の
Bye Bye Bye 私の貴方
Bye Bye Bye 私の心
Bye Bye Bye 私のいのち
Bye Bye Bye Bye My Love
Bye Bye Bye Bye Bye Bye
Bye Bye Bye Bye Bye Bye
Bye Bye Bye Bye Bye Bye
Bye Bye Bye Bye My Love
Bye Bye Bye Bye Bye Bye
Bye Bye Bye Bye Bye Bye
Bye Bye Bye Bye Bye Bye
Bye Bye Bye Bye My Love
6.酒と泪と男と女
作詞:河島英五
作曲:河島英五
忘れてしまいたい事や
どうしようもない寂しさに
包まれた時に男は酒を飲むのでしょう
飲んで飲んで飲まれて飲んで
飲んで飲み潰れて寝むるまで飲んで
やがて男は静かに寝むるのでしょう
忘れてしまいたい事や
どうしようもない悲しさに
包まれた時に女は泪みせるのでしょう
泣いて泣いて一人泣いて
泣いて泣きつかれて寝むるまで泣いて
やがて女は静かに寝むるのでしょう
又ひとつ女のほうが偉く思えてきた
又ひとつ男のずるさが見えてきた
おれは男 泣きとおすなんて出来ないよ
今夜も酒を煽って寝むってしまうのさ
俺は男 泪は見せられないもの
飲んで飲んで飲まれて飲んで
飲んで飲み潰れて寝むるまで飲んで
やがて男は静かに寝むるのでしょう
7.さよならだけは言わないで
作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓
別れ雨がわたしの 心を濡らす
あなたはもう傘さえ 寄せてくれないのね
あの楽しい日々は愛のかげぼうし夢だというの
この街の角に春が来ても
明日からはひとり歩くわたしの前に
うしろすがたのあなたが見えるだけ
行かないでひとこと ひざまづいても
心の奥のさびしさ いやせはしないのね
今さよならだけは言わないで そんな言葉を
幸せおきざりにたったひとつ そんな言葉を
二人の愛の想い出にしたくない
今さよならだけは言わないで
あの楽しい日々は愛のかげぼうし夢だというの
この街の角に春が来ても
明日からはひとり歩くわたしの前に
うしろすがたのあなたが見えるだけ
8.季節の中で
作詞:松山千春
作曲:松山千春
うつむきかけた貴方の前を
静かに時は流れ
めぐるめぐる季節の中で
貴方は何をみつけるだろう
海の青さにとまどう様に
とびかう鳥の様に
はばたけ高くはばたけ強く
小さなつばさひろげ
めぐるめぐる季節の中で
貴方は何をみつけるだろう
昇る朝日のまぶしさの中
はるかな空をめざし
はばたけ高くはばたけ強く
貴方の旅がはじまる
めぐるめぐる季節の中で
貴方は何をみつけるだろう
9.夢一夜
作詞:阿木燿子
作曲:南こうせつ
素肌に片袖 通しただけで
色とりどりに 脱ぎ散らかした
床に広がる 絹の海
着ていく服が まだ決まらない
苛立たしさに 口唇かんで
私ほんのり 涙ぐむ
あなたに会う日のときめきは
憧憬よりも 苦しみめいて
ああ
夢一夜 一夜限りに
咲く花のよう 匂い立つ
恋するなんて 無駄な事だと
例えば人に 言ってはみても
あなたの誘い 拒めない
最後の仕上げに 手鏡みれば
灯の下で 笑ったはずが
影を集める 泣きぼくろ
あなたに会う日のときめきは
歓びよりも 切なさばかり
ああ
夢一夜 一夜限りと
言い聞かせては 紅をひく
あなたを愛した はかなさで
私はひとつ大人になった
ああ
夢一夜 一夜限りで
醒めてく夢に 身をまかす
10.大阪で生まれた女
作詞:BORO
作曲:BORO
踊り疲れたディスコの帰り
これで青春も終わりかなとつぶやいて
あなたの肩をながめながら
やせたなと思ったら 泣けてきた
大阪で生まれた女やさかい
大阪の街よう捨てん
大阪で生まれた女やさかい
東京へはようついていかん
踊り疲れたディスコの帰り
電信柱にしみついた夜
たどりついたら 一人の部屋
裸電球をつけたけど 又 消して
あなたの顔を思い出しながら
終わりかなと思ったら 泣けてきた
大阪で生まれた女やけど
大阪の街を出よう
大阪で生まれた女やけど
あなたについて行こうと決めた
たどりついたら 一人の部屋
青春に心をふるわせた部屋
大阪で生まれた女が今日
大阪をあとにするけど
大阪は今日も活気にあふれ
又 どこからか 人が来る
ふり返ると そこは灰色の街
青春のかけらを おき忘れた都市
青春のかけらを おき忘れた都市
11.乾杯
作詞:長渕剛
作曲:長渕剛
かたい絆に 想いをよせて
語り尽くせぬ 青春の日々
時には傷つき 時には喜び
肩をたたきあった あの日
あれからどれくらい たったのだろう
沈む夕陽を いくつかぞえたろう
ふるさとの友は いまでも君の
心の中に いますか
乾杯 今 君は人生の
大きな 大きな 舞台に立ち
遥か長い道のりを 歩き始めた
君に しあわせあれ
キャンドルライトの 中の二人を
今こうして 目を細めてる
大きな喜びと 少しの淋しさを
涙の言葉で 唄いたい
明日の光を からだにあびて
振りかえらずに そのまま行けばよい
風に吹かれても 雨に打たれても
信じた愛に 背を向けるな
乾杯 今 君は人生の
大きな 大きな 舞台に立ち
遥か長い道のりを 歩き始めた
君に しあわせあれ
乾杯 今 君は人生の
大きな 大きな 舞台に立ち
遥か長い道のりを 歩き始めた
君に しあわせあれ
君に しあわせあれ
12.昴
作詞:谷村新司
作曲:谷村新司
目を閉じて 何も見えず
哀しくて目を開ければ
荒野に向かう道より
他に見えるものはなし
嗚呼 砕け散る宿命の星たちよ
せめて密やかに この身を照らせよ
我は行く 蒼白き頬のままで
我は行く さらば昴よ
呼吸をすれば胸の中
凩は吠き続ける
されど我が胸は熱く
夢を追い続けるなり
嗚呼 さんざめく 名も無き星たちよ
せめて鮮やかに その身を終われよ
我も行く 心の命ずるままに
我も行く さらば昴よ
嗚呼 いつの日か誰かがこの道を
嗚呼 いつの日か誰かがこの道を
我は行く 蒼白き頬のままで
我は行く さらば昴よ
我は行く さらば昴よ
13.もしもピアノが弾けたなら
作詞:阿久悠
作曲:坂田晃一
もしもピアノが弾けたなら
思いのすべてを歌にして
きみに伝えることだろう
雨が降る日は 雨のよに
風吹く夜には風のよに
晴れた朝には晴れやかに
だけど ぼくにはピアノがない
きみに聴かせる腕もない
心はいつでも半開き
伝える言葉が残される
アア アー アア……
残される
もしもピアノが弾けたなら
小さな灯りを一つつけ
きみに聴かせることだろう
人を愛したよろこびや
心が通わぬ悲しみや
おさえきれない情熱や
だけど ぼくにはピアノがない
きみと夢みることもない
心はいつでも空まわり
聴かせる夢さえ遠ざかる
アア アー アア……
遠ざかる
14.悲しみは雪のように
作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾
君の肩に 悲しみが
雪のように積もる 夜には
心の底から 誰かを
愛すること が出来るはず
孤独で 君のからっぽの
そのグラスを 満たさないで
誰もが 泣いてる
涙を 人には見せずに
誰もが 愛する
人の前を 気付かずに
通り過ぎてく
君は怒りの 中で
子供の頃を 生きてきたね
でも時には 誰かを
許すことも 覚えて欲しい
泣いてもいい 恥ることなく
俺も独り 泣いたよ
誰もが 泣いてる
涙を 人には見せずに
誰もが 愛する
人の前を 気付かずに
通り過ぎてく
君の幻想 時の中で
壊れるまで 抱きしめるがいい
誰もが 泣いてる
涙を 人には見せずに
誰もが 愛する
人の前を 気付かずに
通り過ぎてく
悲しみが 雪のように 積もる夜に……
15.ワインレッドの心
作詞:井上陽水
作曲:玉置浩二
もっと勝手に恋したり
もっとKissを楽しんだり
忘れそうな想い出を
そっと抱いているより
忘れてしまえば
今以上、それ以上、愛されるのに
あなたはその透き通った瞳のままで
あの消えそうに燃えそうな
ワインレッドの
心を持つあなたの願いが
かなうのに
もっと何度も抱き合ったり
ずっと今夜をゆれ合ったり
哀しそうな言葉に
酔って泣いているより
ワインをあけたら
今以上、それ以上、愛されるのに
あなたはただ恥らうよりてだてがなくて
あの消えそうに燃えそうな
ワインレッドの
心をまだもてあましているのさ
この夜も
今以上、それ以上、愛されるまで
あなたのその透き通った瞳の中に
あの消えそうに燃えそうな
ワインレッドの
心を写しだしてみせてよ
ゆれながら
16.桃色吐息
作詞:康珍化
作曲:佐藤隆
咲かせて 咲かせて
桃色吐息
あなたに 抱かれて
こぼれる華になる
海の色にそまる
ギリシャのワイン
抱かれるたび 素肌
夕焼けになる
ふたりして夜に
こぎ出すけれど
だれも愛の国を
見たことがない
さびしいものは あなたの言葉
異国のひびきに似て 不思議
金色 銀色
桃色吐息
きれいと 言われる
時は短すぎて
明かり採りの窓に
月は欠けてく
女たちはそっと
ジュモンをかける
愛が遠くへと
行かないように
きらびやかな夢で
縛りつけたい
さよならよりも せつないものは
あなたのやさしさ なぜ? 不思議
金色 銀色
桃色吐息
きれいと 言われる
時は短すぎて
咲かせて 咲かせて
桃色吐息
あなたに 抱かれて
こぼれる華になる
17.少年時代
作詞:井上陽水
作曲:井上陽水・平井夏美
夏が過ぎ 風あざみ
誰のあこがれに さまよう
青空に残された 私の心は夏模様
夢が覚め 夜の中 永い冬が
窓を閉じて 呼びかけたままで
夢はつまり 想い出のあとさき
夏まつり 宵かがり
胸のたかなりに あわせて
八月は夢花火 私の心は夏模様
目が覚めて 夢のあと 長い影が
夜にのびて 星屑の空へ
夢はつまり 想い出のあとさき
夏が過ぎ 風あざみ
誰のあこがれに さまよう
八月は夢花火 私の心は夏模様
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