2.東京発
作詞:Izumi Tachibana
作曲:Izumi Tachibana
誰も私を知らない 話しかけることもできない
ノラ犬みたい吠えてた 探し物もわからないまま
窓の外は今日も雨 夜の歌になだめられ
朝に恋してばかりいた 涙こらえ空を見上げ
自分のずるさを知って 自分の弱さを知って
それでも自分らしく 振り向かずに走った
誰にもすがらないで 生きることが勝つことと
決めつけて一人きり 寒い風に向かった
髪も短く切ったから 笑顔を少し取り戻し
古い洋服も写真も すべて捨ててしまいたいよ
淋しくておかしくなって 冷蔵庫もカラッポで
抜け殻のように過ごした だけど明日からは違う
使い古した言葉を全部 洗濯機に投げ入れて
汚れた意味を落として 新しい歌叫びたいよ
オーケストラなどいらない 道端に立ち上がったら
踏みしめる大地からは 熱い風が吹き上がるさ
人の流れにつぶされ 夢の重さにつぶされ
それでも自分らしく 迷いながら歩いた
コンクリートの夏の汗にまみれたノイズと
オレンジの夕焼けに勇気づけられたんだ
頼れるものは自分だけ たったこれだけの体で
涙も枯れてしまえば 笑い飛ばし生きてみようよ
長い眠りから覚めて 眩しさに目を細めて
この街に暮らし始めた だから二度とは負けられない
窓の外はいつも雨 夜の歌になだめられ
朝に恋してばかりいた 涙こらえ空を見上げ
淋しくておかしくなって 冷蔵庫もカラッポで
抜け殻のように過ごした だけど明日からは違う
どこにいたってここじゃない
この街じゃないと思ってた
微笑んでばかりいたけれど
東京 ここで変わる
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