1.春
作詞:樋口了一
作曲:樋口了一
突然の風に帽子を飛ばされた朝
生まれて初めての季節に出会う
幾度となく繰り返して来た
おおらかな息吹が
僕の人生の第二幕の始まりを静かに告げる
暗い大地に朽ち果てた果実の中で今目覚める揺るぎない光
春が来る僕らに春が来る
砂埃巻き上げる風とともに
春が来る僕らに春が来る
悲しみの季節を越えて
誰より自分が一番大切だった頃
とっておきの夢は何より輝いていた
けれど夢という名前で呼んでいたものがいつの間にか
なんてちっぽけなつまらない自分のプライドに変わったんだろう
全て失い絶望に打ちのめされそして君は目覚める本当の夢に
春が来る君にも春が来る
巡りくる季節は誰一人置き去りにしない
春が来る君にも春が来る
たとえ今君が泣いていようと
いつか最後の冬に体を横たえるとき僕はきっと感じるだろう
いつかまた君に出会う時を
春が来る僕らに春が来る
砂埃巻き上げる風とともに
春が来る僕らに春が来る
悲しみの季節を越えて
巡り行く命を連れて
|