6.お雪物語
作詞:木下龍太郎
作曲:四方章人
鬼と世間は 指さすけれど
やはり人の子 ひとりでは
命捨て身で 生きてく方(かた)の
熱い情けに
お雪は解(と)ける 京の宿
(セリフ)
「尊皇とか佐幕とか 女にはど
うでも良いのでございます。私にとって
大事なのはこの世の中に土方歳三様た
だおひとり。」
加茂の河原に 時雨(しぐれ)が走る
今日も誰かの なみだ雨
強い方だと 分っていても
もしやもしやと
お雪はまたも 先案じ
(セリフ)
「卑怯者とうしろ指をさされよ
うとも、どうぞどうぞ生きて戻って下さ
いませ。土方様のお命はお雪の命でご
ざいます。」
北の彼方にゃ 届かぬ祈り
いつか跡絶(とだ)えた 風だより
惚れたお方の 供養のために
ひとり生きてく
お雪は強い 京おんな
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