2.暑中お見舞い申し上げます

作詞:平義隆
作曲:平義隆

暑中お見舞い申し上げます
あなたの街もきっとまだ
蒸し暑さが続いてることでしょう
悩みましたが思い切って ペンを取りました
君が僕を忘れてしまう前に
一言告げたかったんです

月日が経つのは早いものですね
僕ももう大学を卒業して
社会人として歩き出します
昨晩あの頃の君の 夢を見ました
君の優しさに気付けなかった僕が
大人になれるでしょうか

喧嘩して君の頬を打った 僕の手のひらを
今頃になって 責めてみるけれど

変わりはないですか あなたは
幸せでいますか
風邪をひいていないですか
僕なら相変わらず馬鹿をしたり
落ち着きのない毎日です
そして君のことばかり 考えています

暑中お見舞い申し上げます
先日 引き出しの隅っこから
懐かしい写真を見つけましたよ
二人だけで横浜に小旅行した時の
肩を並べた君と僕が
あどけなく笑いかけます

喧嘩して僕の胸で泣いた 君の涙を
拭えずに 悔やみ続けてるけど

変わりはないですか あなたは
幸せでいますか
風邪をひいていないですか
僕なら相変わらず懲りもせず
あの恋をわすれられずに

今も君の幻を 追いかけています

君が結婚をすることを聞きました
あなたならきっと素敵な
花嫁になれることでしょう
暑中お見舞い申し上げます
切手まで貼った暑中見舞いを
そっと破り捨てました
長くなりましたが どうか元気でいて下さい

変わりはないですか
風邪をひいていないですか
あなたは…あなたは…