12.死せる乙女その手には水月-Παρθενοs-
作詞:Revo
作曲:Revo
神への供物 生贄という名の因習
加害者は誰で 被害者は誰か?
運命は犠牲者を選び また屠るのだろう
問題となるのは 個の性質ではなく 唯記号としての数量
「Μοιρα」
残酷な神が統べる 私が生まれた世界
怖れず 揺るがず 全てを愛す 女に成れたかな……
やがて香しく 花開く乙女達
咲き誇る季節は短し されど
燃ゆる唇に 唯 緋き愛の詩
美しく散るのも また《花の命》
揺れる瑠璃色の月 とても綺麗なのに
悲しまないで 過ぎ去りし灯も 運命の贈り物
死せる蒼白き乙女 とても綺麗だった
やっと逢えたね 捜したんだよ 君の面影を
嗚呼...この哀しみは 何に例うべきなのか…
嗚呼...まるで心を 二つに引き裂かれたような 烈しい痛み
ねぇ憶えてる 遠き日の我侭
水面に映る月 手を伸ばす少女
終に手に入れたんだね(よ)――
嗚呼...さよなら...さよなら...私の片割れ
嗚呼...さよなら...さよなら...私の片割れ
さよなら...お別れさ(ね)...もうヒトリの私
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