暫存

SHAKALABBITS 暫存專輯

6.ミラージュの葉

作詞:UKI
作曲:MAH

誰もいない海 朝焼け
打ち上げられたトビウオのように
僅かな夢も薄れて
彷徨える波に こぼしていた

降りそそぐ星を眺める
丘の上のベッドにキャンドル灯して
何気ない声 ふたりの未来は眩しかった

どこか同じ空を見上げているよ
今も輝きはそのままで
すべて消えるわけじゃない
寂しさに襲われても

うわの空で何度も捜す
ちぎれた言の葉 胸に押し付けて
最期のカケラを残したまま
風に吹かれてくの

流れる街の彩り
恐ろしいほどに時は止まるよ
差し出した手の温もり
何も感じ取れない

深く 深く 閉じ込めた真実も
いつかのさりげない約束も
壊れかけた笑顔も
守れたら良かったのに

うわの空で何度も歩く
想い出の中に取り残されないで
安らかなそれぞれの明かりを
見つけるべきなの

やわらかい草原に影がなびいて
時計の針は渦巻いた
夕暮れの中へと溶けてしまう
燃えるような あの雲に

うわの空で愛してる
ちぎれた言の葉 胸に押し付けて
最期のカケラを残したまま
ゆらゆら泳いだ風に吹かれてくの