6.愛をそっと
作詞:柴野真理子
作曲:柴野真理子・篠崎哲也
三度目同じ春 窓の外を染めて
今年のさくら横目に
こころは灰色のまま
何も求めないキミ
すべて欲しい私
それはただのひとりよがり?
少しずつ変わる愛のカタチ
指先からこぼれ落ちて
気づかないフリできない
キミの中に私がいないこと
凍えた愛をそっと空に放った
昼ごろぼんやりと見つめた枝の先に
寄り添う小鳥がふたり
何を語ってるの?
私 ただ真っ直ぐに
キミを見ていたかな
大事なこと 伝えたかな
いつの間に消えた愛のコトバ
渇いたままの唇
気づかないフリしてた
キミばかりが悪くないこと
あたたかいあの日の愛が
胸をえぐる
部屋の片隅から救い出した
しあわせな笑顔のふたり
ぷつりと糸切れて
どうしようもなく溢れる涙
少しずつ変わる愛のカタチ
指先からこぼれ落ちて
何度拾い上げても
もう戻れない
もう還れない
愛してたって知るたびに
ただ痛くて
愛してたって思うほど
ただ苦しい
愛してたって叫ぶほど
ただ悲しい
ああ どうして気付かなかったの
はらはら舞い散る想い
ひとひらキミへの
愛をそっと空に放った
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