12.願イ型紋白蝶ガ宙ヲ舞ウ
作詞:MATSUMURA
作曲:MATSUMURA
埃まみれのオルゴ一ル
錆かけのゼンマイを卷く
月の魔力に導かれる
ひび割れた物語
屋根裡部屋に眠る繪本
モノクロ一ムの單色の表紙
奇蹟のペ一ジから飛び出す
さなぎの鼓動は三拍子
交わらないポリリズム
異拍子達の惡戲
それでもさなぎは殼破り
凜とした羽根を廣げ
窗をすり拔けて 夜に溶けた
願いを模る紋白はやがて宙を舞い
遙か彼方の窗を目指し漂う
幾億の流れ星が紋白の羽根を打ち拔いて
光の粉落として息絕えるのでしょう
12月の冷たいコンクリ一ト
ちぎれた羽根に積もる雪
君の窗はすごく遠い
疲れ果て止まる鼓動
諦めの五線譜 切り裂いて 切り裂いて
もう一度夜越えて 辿り著け 辿り著け
願いは何度でも紋白に姿を變え
遙かあなたの窗を目指し漂う
信念の鄰にだけ降り注ぐ奇蹟の音
月の魔力を浴びて蘇る鼓動
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