2.雷鳴が鳴く頃
作詞:KOTOKO
作曲:KOTOKO
雨上がり土の小道
しっとり靴底を包んでゆく
人影もまばら 日曜の公園
大きなポプラを見つけたよ
遠くで笑いあう聲
遊ぶ子犬の彈む息
ずっと步いて來た老夫婦の背中
誰も居ないジャングルジム
誰かが付けた小鳥の巢
誰かのこと思う私
全てはここにあって靜かに息をする
高く伸びたポプラのように
雷鳴が鳴く頃 ふとつぶやいた
こんな幸せもありかな…
軒下の小さな世界
そこで懸命に生きるシュウメイギク
細い體で風とダンスを踴る
意地らしい彼女になりたかった
耳を突いた爭う聲
床に撒いた孤獨の屑
見ないふりをしてた殘酷な記憶も
恥ながらついた噓も
情けない告白も今
私の身體が吸った雨
全部忘れたさ…なんて
強がってばっかだって
空が呆れて笑ってる
氣紛れな雨粒 頰を冷やすから
君が戀しくなった
木の下で丸くなって飽きるほど見上げていた
そうか私、ずっと疲れていたのかな…。
ベンチから見渡せる小さな部屋に掃るまでの
30分小旅行
全てはここにあって靜かに息をする
高く伸びたポプラのように
雷鳴が鳴く頃 ふとつぶやいた
こんな幸せもありかな…
深呼吸して そっと見上げた
今日も變わらず高い空
一人きりの散步道
もうそろそら家へ掃ろう……
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