14.淚のふるさと
作詞:籐原基央
作曲:籐原基央
探さなきゃね
君の淚のふるさと
頰を伝って落ちた雫が
どこから來たのかを
出掛けるんだね
それじゃここで見送るよ
ついていけたら嬉しいんだけど
一人で行かなきゃね
リュックの中は空にしたかな
あれこれ詰めたら 重いだろう
その垂れた頰に 響いた言葉
それだけでいい
聞こえただろう
「會いに來たよ 會いに來たよ
君に會いに來たんだよ
君の心の內側から 外側の世まで
僕を知って欲しくて 來たんだよ」
見付けなきゃね
消えた淚の足跡
彼の步いた道を逆さまに
辿れば 著くはずさ
見つめなきゃね
どんな淋しい空でも
彼も見てきた 空だと知れば
一人じゃないはずさ
逃げてきた分だけ距離があるのさ
愚癡るなよ 白業自得だろう
目的地は よく 知ってる場所丿さ
解らないのかい
冗談だろう
「會いに來たよ 會いに來たよ
消えちゃう前に來たんだよ
君の淚のふるさとから
遠ざかる世界まで
君に知って欲しくて 來たんだよ」
到著だよ ほら 覺えてるかな
いつか付いた傷があるだろう
君の淚が生まれ育った
ふるさとがあるだろう
新しい雫がこぼれたよ
治らない傷を濡らしたよ
全てはこのため この時のため
とても長い旅を越之て
「會いに來たよ 會いに來たよ
消えちゃう前に來たんだよ
消せ忿い心の內側から
遠ざかる世界まで
ちゃんと見て欲しくて」
「會いに來たよ 會いに來たよ
君に會いに來たんだよ
君の淚のふるさとから
乾ききった世界まで
僕を知って欲しくて
君を知って欲しくて 來たんだよ」
笑わないでね
俺もずっと待ってるよ
忘れないでね
掃る場所がある事を
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