2.真っ赤な空を見ただろうか
作詞:籐原基央
作曲:籐原基央
溜め息の譯を聞いてみても
自分のじゃないから解らない
だからせめて知りたがる
解らないくせに聞きたがる
あいつの痛みはあいつのもの
分けて貰う手段が解らない
だけど 力になりたがる
こいつの痛みも こいつのもの
ふたりがひとつだったなら
同じ鞄を背負えただろう
ふたりがひとつだったなら
別れの日など來ないだろう
言葉ばかり必死になって
やっと幾つか覺えたのに
ただ一度の微笑みが
あんなに上手に喋るとは
いろんな世界を覗く度に
いろんな事が恥ずかしくなった
子供のままじゃ
みっともないからと爪先で立つ
本當のガキだ
夕燒け空 きれいだと思う
心をどうか殺さないで
そんな心 馬鹿正直に
話すことを馬鹿にしないで
ひとりがふたつだったから
見られる怖さが生まれたよ
ひとりがふたつだったから
見つめる強さも生まれるよ
理屈ばかり こねまわして
すっかり冷めた胸の奧が
ただ一度の微笑みで
こんなに見事に燃えるとは
ふたりがひとつだったなら
出會う日など來なかっただろう
大切な人に唄いたい
聽こえているのか解らない
だからせめて續けたい
續ける意味さえ解らない
一人で見た 真っ赤な空
君もどこかで見ただろか
僕の好きな微笑みを
重ねて浮かべた夕燒け空
ただ一度の微笑みに
こんなに勇氣を貰うとは
ここまで喉が震えるとは
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