1.イチブトゼンブ
作詞:稻葉浩志
作曲:松本孝弘
「アナタは私のほんのイチブしか知らない」
勝ち誇るように笑われても
それほどイヤじゃないよ
生まれてくる前 聞いたようなその深い聲
それだけで人生のオカズになれるくらいです
すべて知るのは到底無理なのに
僕らはどうして
あくまでなんでも征服したがる
カンペキを追い求め
愛しぬけるポイントがひとつありゃいいのに
もしそれが君のほんのイチブだとしても
何よりも確實にはっきり好きなところなんだ
困った時 少しまゆげを曲げてみせたり
抱きよせるとホッとするような柔らかさだったり
すべて摑んだつもりになれば
また傷つくだろう
ほんとに要るのは有無を言わせない
壓倒的な手ざわり
愛しぬけるポイントがひとつありゃいいのに
君にしかわからないこと
僕だけが見えていること
どれもホントのこと
すべて何かのイチブってことに
僕らは氣づかない
愛しい理由を見つけたのなら
もう失わないで
愛しぬけるポイントがひとつありゃいいのに
それだけでいいのに
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