12.風詩 feat. 海,DISRUGRAT
作詞:YOSHI・海・DISRUGRAT
作曲:GP
フェンス越しの街並み 遠い遠い記憶との交わり
小さい足でかげふみ 大きい足で揃える足並み
くすんだコンクリートの影に踏みつぶされる人波
秒針との駆け引き 黒い「ため息」達の広がり
光り放つハチの巣の中、歯車も下向き
笑顔消えた公園、上空、沈黙の三日月
今だ未確認、 来る日の為にまた刻む詩
いらつきとは無縁のRHYTHM刻む姿ひたむき
落ち着き取り戻す秋風、メロディー口ずさむラジカセ
AUTO REVERSE またくり返しの時代だ
錆びついた二枚刃の傷は、0の数の支配下
本質はぶれない数字の向こう側には理解者
感情をリバイバルじゃモノクロの夢芝居
5つのすれ違いおぎなえるのは6番目の腕次第
少年の耳に飛び込むのは、赤い喜び熱い風
少年の瞳に映るのは、赤い悲しみ熱い雨
通り過ぎた 時の跡 瞼残す痛み儚く
色褪せる 一瞬告げる 響く足音
キマグレな月日 昼と夜の区切り継ぎ目つないでく
向こう岸の背景に貼り付けた一場面
ちりばめられたキッカケ きつく結び目 右手そえる左手
見え方 見かけ 消えカケタ 位置関係
うすくぼやけた おぼろ交わり 並べ方と表現
縦の独立 横につなぐ配列 方向と側面
重なり合う合間縫う曲線 イト 疎らな縫い目 不自然
はねる先端は あいまいな分岐点
複雑に行き交う日と 人にもまれ 立ちどまり
また となりすれちがう マダラな模様の交差点
スモークガス カプセル 空気ぬけのフウセン
原色 パステルカラー 窓越しの退屈な風景
ハイカラな道路わきに コンクリートブロックプラント
ウラハラな言葉 動く足元 ぶれるブランコ
不器用に いつもよりゆっくりと歩む日暮れ
そっとふくらますシャボン玉 おどる風のクチブエ
僕等繋ぐ 心の糸 織り成す色とりどり模様
美しさも綻びさえも 幾重にも纏う
1/1の本音のうわべに1/2の偽り
傷口縫う絆に熱い水増しないの気配り
長針と短針が生み出す鏡越しの目覚め
新たなサイクル、采振る、出た目、汚れなしの芽生え
色メガネ遠くすきとおるレンズごしのイルミネーション
まわる色彩の動き 眠らない紫色のクリエイト
リクエスト何度も繰り返す おまじないの様なコトバ
頬にほおばった気持ちに穴のあいたボストンバッグ
詰め込んだ袋づめの知識に窮屈になった居場所
自画像思い描いた真っ黒い鉛筆のイラスト
陽だまりのグランドには走るかけ声だけがひしめいていて
ふくらみ出した影に臆病になる地平線
やがて陽が沈む悲しみも今じゃ夜へ繋がる喜び
さかさまの太陽の真下、眩しすぎる試み
濁点のない心に巻きもどしの問いかけ
踊らされる音や言葉、 答え導く追い風
心の埃 吹き溜まり そっと囁く悪戯な風
曖昧な白と黒 目を凝らし手を伸ばし 必死に掴む
赤い霞 降り注ぐ うそぶいた空に忘れ物
赤い悲しみ 暮れてゆく 膨れた影落とす
淡く染まる彼方 微笑みの影おくり
並んだ肩越しに 映す温もり
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