16.夜の国道
作詞:大久保一久
作曲:大久保一久
夜の国道雨まじりの霧の中を
二人乗せた車が走って行く
雨の音に消されながら別れ話し
男の口からこぼれる
愛の終りはいつでも燃え尽きたマッチの軸さ
一度つけば激しく燃えあたたかくつつみこみ
そして燃え尽きてしまえばはかなく消える
街の灯雨に煙り、遠くに見え
何故か二人の間あらわすよう
流れてくるラジオを消したその男は
まるで過去をのがれようとしている
行きかう車のライトが女の横顔てらし
まるで幕がおりた時のピエロの顔のようさ
いつも楽しませ終われば涙もみせる
愛の終りはいつでも去り行く女の素顔
ひとつひとつこわれてゆく砂の器のようさ
そして流れてしまえばあるまいものを
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