17.冬京
作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三
ぼくの部屋の 夕暮れは
君が去ったドアの方から始まる
あの頃ぼくとそして君の夢は
同じものだと思っていた
ぼくの胸に顔をうずめて
潮の香りがすると
故郷のない君だから
わかるのだろう
あの頃ぼくは何のために
君と同じ朝をむかえてたんだろう
赤い電車は止まらないほどの
その小さな駅の見える部屋で
階段のぼる ぼくの足音
響き始めたとき
読みかけの本にしおりを
はさむ人もいない
こんな淋しさそれも東京
そして生きていくため
暖かい愛がなければ
冬は越せはしない
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