角松敏生 存在への不安と欲望の十二ヶ月 歌詞

存在の証明

角松敏生 存在の証明專輯

12.存在への不安と欲望の十二ヶ月

作詞:TOSHIKI KADOMATSU
作曲:TOSHIKI KADOMATSU

乾いた風が背中を押しても前に進めない
今すぐやめてしまえば楽になるのに
何処かの国が寒さで餓えてるとテレビで聞いた
その国では強い人なんて尊敬されないらしい
優しくなけりゃ生きて行けないらしい

今の僕には聞きたくもないことだけど
それがなんのことだかよく知ってるよ
君が大切だけど君を忘れることが大切
自分を無くしてしまうほど優しくなれたらいいのに
聞き飽きた歌なんてもう流さないでよ
それでいい それでいい 神様の声が聞こえる
でも甘えてるのと紙一重な毎日

誰かを傷つけないように嘘を言っても嘘は嘘だよ
そんなに抱え込んだまま 何処へ行くんだ
午前3時の時計台で真白なカラスが鳴いた
この世で大切なものはひとつでもあればいい
欲しがればその度に失って行くだけ
あれもいい これもいい 幼稚な声が聞こえる
でもいつになったら捨てきれるのかな

流れてくる全ての音に何も感じられなくなった
こいつらのどこに魂があるというの
音をつなぎあわせるだけの歌に騙されてる君に
明日訪れるかもしれない終わりを受け入れられる?
僕は怖くて目をつぶるだけ
それでいい それでいい 神様の声が聞こえる
でも甘えてるのと紙一重な毎日

それでいい それでいい 神様の声が聞こえる
でも甘えてるのと紙一重な毎日