11.SAIHATE HOTEL
作詞:稲葉浩志
作曲:稲葉浩志
夕陽に向かい みんな帰りたい でもぎっしりの高速道路
クワガタみたい ヘリは自衛隊 目の前横切り着陸體勢
ぶ厚いガラスの向こう 見えるのは無音の劇場
心臓はエレヴェイター
ボクハ待ツ じっと待つ 君の手がドアに觸れるのを
ショパンのボリュームを慎重に下げよう
恋に落ちるということは 不安まみれで過ごすこと
ろくすっぽ夜も眠れない
みんなライトをともす
ここはSAIHATE HOTEL
まぶしいSAIHATE
たばこくわえ 電話にらみ 男は送るヒミツのメッセージ
壁にもたれ たぶん待ちぼうけ 女はコーヒーを投げ捨ててった
ボクハ待ツ じっと待つ その香りが忍び込むのを
窓にうつるのは 自分の亡霊
恋に落ちるということは おおげさなドラマをつくること
ロビーの人混みをかきわけ
進む君は勇敢なsoldier
ここはSAIHATE HOTEL
まぶしいSAIHATE
街たそがれ ボクあこがれ 底なしの慾望に飲みこまれ
自由を無くし 生きてることに 気づかないけどかまやしない
ボクハ待ツ じっと待つ 君のはにかんだ笑顔を
世界のはじっこに座り込んで
恋に落ちるということは もう少し生きたいと願うこと
誰かがノックする
気配を感じふらり立ち上がる
ここはSAIHATE HOTEL
まぶしいSAIHATE HOTEL
はかないSAIHATE HOTEL
息を殺せ
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