キミドリイロ

松尾雄史 キミドリイロ專輯

2.アンテナ体

作詞:OKEI
作曲:SHOGO

君がいなくなって アンテナ 折れたまま
一度きり喧嘩で飛び出して すぐに途切れた

テレビから流れる音に 君の声を探し回り
ラジオのつまみに絡まって千切れた 赤い線

ぶざまな姿 曝しても
諦めたら 血が止まるよ
きっと何のため生きていいか分からない 人形に

君がいない部屋は まだ去年の臭い
ノイズ入り混じりの画面にも 慣れ始めている

人混みに見つけた君が 鮮やかに笑うのはナゼ?
宙をかく前に 遮断機が下りるの 幻覚よ

過去の全てを 引きかえに
見えない今を 選べるの?
覚悟がないなら -警告よ およしなさい

―見えるわ
―いるでしょう?

ぶざまな姿 曝しても
諦めたら 枯れ果てるわ
ミイラのようにね 未練だけ残して

ぶざまな姿 曝しても
諦めたら 血が止まるよ
きっと何のため生きていいか分からない 人形になる

きっと君のため、立っていると思う