9.戒律の奴隷
ウィリアム・T・スピアーズ(杉山紀彰)
作詞:菊地はな
作曲:Hyte
光 失う 死の 灯火
記憶が 終わる その 理
舞った 黒風 血を 斬り摘む
その 瞳の 緋を 堕とす
死神の 刃
鋼鉄の 規則
完全な 記録
揺らがない 運命
許されぬ 非調和
悪魔共 害獣
不愉快な 干渉
その汚物 潰し
闇に 屠る
己を 殺して
全て が 凍て付く
それは 死の 希望
格の 違いを 今 見せつけ
今日 魔の品性 地に 這わせて
狂気 死神 今 舞い降り
その 塵屑 斬り刻む
完璧な 仕事
巫山戯 過ぎた 声
規則 無視の 歌
厳格の 鎌で
処分 回収
目障りな 悪魔の
翼 を 斬り捨て
全て 滅ぼして
漆黒 図書館 死の 記録が
傲岸不遜 死の 力で
レクイエムの 血で 編まれる
そう それらが 死神の
矜持なの だから
嗚呼 月と 星の 秩序奪えるなら
「どんな複雑な掟でも」
「どんな不快な強敵でも」
「どんな苦痛な快楽でも」
嗚呼 どうか この戒律故 の 音が 鳴り響く
「怜悧冷徹 意志は透徹」
「慇懃無礼 影の儀礼」
「尊大不遜 肉の欠損」
「無礼傲慢 知性の欺瞞」
「傲岸不屈 記憶の魔窟」
「哀矜懲創 規律の幻想」
「形単影隻 闇の軌跡」
「高慢無礼 死の刃」
罪を 誘い 統制が 崩れゆき 倒れて尚
孤独を 傍に抱き
その 秩序の 鎌 振り上げ
最後の一歩で 影 ひきずる
嗚呼 呼吸さえ する 間も無く
ただ 戒め だけ 護る
死神の 規律
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