8.花星賛歌

作詞:増田太郎
作曲:増田太郎

遠い遠い野原のすみで
蕾ほころばせゆく花よ
光あびて水汲み上げて
大気の中香り放てよ

遠い遠い岩場の陰で
冷たい風に揺れる花よ
空に茎を地に根を伸ばし
生きた証 種に刻めよ

たとえ誰からも赤らみを
見られることなくともいい
花よ花よ どこに芽生えようと
枯れ散る日まで咲き続けろ

遠い遠い夜空の彼方
もうじき役目終える星よ
体燃えて尽きるその前に
ちいさな願いをかけさせて

星座から遠く離れても
名前すらなくともいい
星よ星よ おじけづくことなく
今 堂々と輝けよ

形あるもの皆朽ちるとも
時が流れゆくともいい

花よ星よ 人の胸の中で
終わることない歌となれ
歌よ歌よ 人の胸の中に
花咲かせろよ 星灯せよ

花よ星よ 人の胸の中で
終わることない歌となれ
歌よ歌よ 人の胸の中に
花咲かせろよ 星灯せよ

遠くて近い 近くて遠い
歌で結ばれた花と星