21.ルーフトップ
作詞:ゆうまお
作曲:渡辺拓也
飛び立てない
ビルの上 私はひとり
金網を揺らしながら 泣いていたの
夜明けと共に
私の願いはたったひとつ
他愛のない願いひとつ
信じられる人がいればよかったんだ
優しい顔して近づき
あたえるふりして奪い合うばかり
誰かのシアワセ話をそっと
舌打ちしながら聞いてる
卑屈な感情にもまれ 壊され
嫌いなモノが増えていく
嫌われることも増えてく
抜けだせないよ
欲しがるほど失い
露わになった 虚偽-my falsehood-
飛び立てない ビルの上 私はひとり
金網を揺らしながら 泣きました
遠ざかる愛に今 別れを告げて
うずくまり 地を這うように生きてゆこう
それしかないよ
寝そべったコンクリートの床
額におちる雨粒も
人の心よりはずっとあたたかい
まぶたを閉じたらそのまま
開かないかも なんて思う今夜
遠くで聞こえる救急車の
サイレンが耳に心地いい
私をすぐ迎えにきてください
心に負った切り傷を
なかったことにしてくれる医者(神)はいますか
私がいなくなったら
誰が悲しむでしょう
立ち上がる時は 手を貸してください
たとえアクマの 誘惑だとしても
新しい武器はそう 銅の仮面{マスク}
くだらない願いなんか 捨ててしまえ
夜明けと共に
欲しがるほど失う
ならば なにもいらない
世界で信じられるのは
奮い立つような 虚偽-my falsehood-
飛び立てない ビルの上 私はひとり
金網を揺らしながら 泣きました
遠ざかる愛に今 別れを告げて
うずくまり 地を這うように生きてゆこう
夜明けと共に
|