6.夏の愛人
作詞:売野雅勇
作曲:山本達彦
爪先に口づけせがんだね あなたは
銀色のハイヒール 右足にひとつ
月影が切り抜いた 白く細い背中
グラス当て 真夜中のプールへ誘ったよ
夏の日の愛人なら
淋しい…とささやくのは止せよ
裸のまま泳げよ
ほろ苦い恋の痛み消すよに
珊瑚礁 砕け散る 波の音が遠く
忘れてとつぶやいた あなたが哀しいね
髪に降る星屑さ あなた向けて投げた
カクテルが孤を描き 水に溶けてくよ
男でも泣く時が 多分あるものだよ
女より脆いねと 背を向け瞳を閉じた
笑いなよサヨナラさえ もう僕は言えそうにないさ
ジェラシー軋む胸の蒼い火を Ah 唇で消しなよ
夏の日の愛人なら
淋しい…とささやくのは止せよ
裸のまま泳げよ
ほろ苦い恋の痛み消すよに
渚には南風 夜明けが近づくね
夏の夜 短いね 二人の愛に似て
珊瑚礁 砕け散る 白い波の影が
浮かぶ頃 人生が掌に重いよ
No more say I love you
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