30.核 (core)
作詞:Yutaka Ozaki
作曲:Yutaka Ozaki
何か話をしよう 何だかわからないけど
俺はひどく怯えてる 今夜は泊めてくれ
テレビは消してくれないか 明かりもひとつにしてよ
こんなに愛してるから 俺から離れないで
独りぼっちで路地裏 俺の背中の人影に怯えて
気持ちを尖らせて 今まで街灯にもたれてた
抱きしめて 愛してる 抱きしめていたい それだけなのに
何かが俺と社会を不調和にしていく
前から少しずつ 感じていた事なんだ
いつからかそれをさえぎる 顔を持たない街の微笑み
少し疲れただけよって 君は身体すり寄せる
愛なら救うかもしれない
君の為なら犠牲になろう
愛という名のもとに 俺は生きたい
死ぬ為に生きる様な暮らしの中で
ごめんよ こんな馬鹿げたこと聞かずにいてくれ
抱きしめて 愛してる 抱きしめていたい それだけなのに
真夜中 盛り場 人ごみを歩いていると
日常がすりかえた叫びに 誰もが気を失う
殺意に満ちた視線が 俺を包む
持たれる心を探す人は 誰も自分を語れない
何から身を守ろうというの
何かが少しおかしい様な街で
ネオンライト クラクション 地下鉄の風
何もかも 元のままに見えるけれど
見えないかい 聞こえないかい 愛なんて口にできない
抱きしめて 愛してる 抱きしめていたい それだけなのに
ねぇ もしかしたら 俺の方が正しいかもしれないだろう
俺がこんな平和の中で 怯えているけれど
反戦 反核 いったい何が出来るというの
小さな叫びが 聞こえないこの街で
恋人達は 愛を語りあい
俺は身を粉にして働いている
誰が誰を責められる この生存競争
勝つ為に戦う人々を
俺の目を見てくれ
いったい何が出来る
抱きしめて 愛してる 抱きしめていたい それだけなのに
抱きしめて 愛してる 抱きしめていたい それだけなのに
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