10.Final Call
作詞:一青窈
作曲:小林武史
このごろね
あたしは何故か真夜中は駄目みたい
ビルの灯り見て泣けてきちゃうの
だってあれ あたしのためにはちっとも光ってない
飛行機みたいに飛べないし
私を照らしてはくれない
この頃ねあたしは
何だか繰り返しくりかえし内気と強気の間をゆくの
だってあれ 鏡写りなら折り合いもつけちゃうし
空の砂時計眺めても
一つずつ落ちてゆくだけだもの
次に会う時には Final Call
そんなに時間はないから瀬戸際よ
だから体からはじめて
次に会う時には Final Call
言葉は届いてはくれない
もう少し だから体から伝えたいの 始めたいの
さっきまで海に居たけど Uターンしてしまう
波音はホワイトノイズみたい
そしていま
あたしたちの仲 中央 に分離帯
越える勇気もないぐらい
臆病になってしまったのでしょう
どこから聞こえるの Final Call
あなたを嫌いになりたい 張りつめた時を記憶から解き放って
何を伝えたいの Final Call 言葉は届いてはくれない
これきりよ、時を記憶から外したいの 終わりたいの
切れた電球と、過ぎた約束と 誰もいなくなった閉じた動物園
コスプレのファンタジー セルロイドの生活
何かをやろうと思ったけど
体から伝えたいの はじめたいの
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