11.時分ノ花
作詞:咲人
作曲:咲人
ひとつ舞い散る花欠片(はなびら)に 涙の数を重ね
ふいに思い出す過去に 淡い吐息がまた零れ
無理に手を引く君は僕
ああ白く霞む空を見上げ 行き着く先を探していた
あの日の幼き衝動は美学 時分の花
ひどく生き急ぐ故に どこかへ消えた光
再度見つけだすことより 新たな夢を掌に
ぬるい思い出抜け出して
ああ積もる塵のひとつひとつ それにさえきっと意味はあると
そうただ一途に信じ 辿り 刻み込む
心と体絡まり繋ぐ 今日の続きを
越えてゆくための何か 傍に感じて
振り返らずに ドアを開く
ああ僕を囲む霧は晴れた 進むべき道が確かに見える
ああ白く霞む空も今は どこか奇麗に目に映った
形を決めた想い
今が消えても残る「まことの花」に―。
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