11.風は風-Windy or Breezy-
作詞:谷村新司
作曲:谷村新司
開演間近のホールの外で 冷たい雨に打たれて
今日のコンサートの切符を右手に
震えながら握りしめていた
悲しい目をした少年は 一体何を求めるのか
やめてしまえば終る旅だが
それでも何故か 歌い続けてきた
雨が窓打つ楽屋の隅で
冷たいギターをかかえて
つまびく一体誰の為に 歌い続けてきたのか
生きる為にも歌ってきた 金の為にも歌ってきた
だけど見えない夢が確かに
見えてくるよな そんな気がしたから
長く続いた旅の途中で 誰にも言えない痛みに
天井を一人でじっと見つめて
朝の光を待ちわびた
そんな時には心から 歌より確かな物が欲しい
暖かい手で包まれたなら
他には何も なくていいと思った
時が流れて年を重ねて
背負う荷物も増えたけど
今だから行かなけりゃ
きっとこのまま二度と行けなくなりそうで
明日があるよと心の隅で
叫ぶ貴方の声がするけど Woo
今は聞かないまたいつの日か
再び出逢う その日のその時の為に
あー君達の熱い思いが 俺達のほこりだ
あー君達の熱い思いが 俺達のほこりだ
風は風 ほほ打てばこそ
風は風 吹き荒れてこそ
風は風 ほほ打てばこそ
風は風 吹き荒れてこそ
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