ロミオ道行

藤井隆 ロミオ道行歌詞
1.未確認飛行体

作詞:松本隆
作曲:掘込高樹

ビルの絵看板と月の透き間の夜空に
ゆらゆらと揺れてる あの光る点は何かしら?
飛行機じゃないって言い張る君もかたくな
内側から光る無邪気な横顔さ

君の手は変幻自在の指揮者だね
右左にぼくを舞わせ
突き放す風

※不思議だね 心のバリケード
崩れていく
不思議だね 地上を10センチ
浮遊しながら都会を散歩さ※

街は巨大な船 満艦飾(まんかんしょく)のビル街
舳先(へさき)の人魚像 両手を広げて君は立つ
兄弟みたいだね 好き嫌いまで似ている
それとも前世の約束だったりして

君の目はくるくる 妖しい魔術師さ
色褪せてたぼくの日々が
素敵な花火

不思議だね 誰にも見せてない
ほんとのぼく
不思議だね 自然に見せている
裏表まで秘密もなしにね

(※くり返し)


2.究極キュート

作詞:松本隆
作曲:筒美京平

指で作った双眼鏡で
君の泣き顔いつも探した
ガードレールにつま先立って
ねえ危ないよ 海に落ちそう

波が怒ってるみたい
生きているだけで痛いよね

究極キュート じゃっまたね
冬の渚をスキップしてた
究極キュート 可愛く笑う
君の瞳が怖かった

缶のビールを回しのみして
その空き缶を蹴って歩いた
怪獣ごっこして遊んだね
君は悲劇の美女の真似して

紺のソックスにミニで
ジェーン・バーキンを気取ってた

究極キュート 電話する
そう言ったきり音信不通
究極キュート 愛と言ったら
困ったように茶化したね

時をまたいでる陸橋
走る君の絵が見えるよう

究極キュート 結局ね
楽しかったわ それでいいじゃない
究極キュート 無邪気な声が
ぼくの心臓つらぬいた


3.地球に抱かれて


4.素肌にセーター

作詞:松本隆
作曲:本間昭光

※白いセーターがチクチクと痛いなんて
他愛なく笑ってた2月の午後
魂がリンクをしてた
白いセーターを無造作に脱いだ動作
想い出の8ミリがそこで止まる
あとは追憶の日々だけ空回り※

噂を聞いたよ 新しい彼が出来て
髪も金色に変えたんだって
ぼくは変わらずさ ベッドで目が覚めるたび
手が君を捜すよ

時の河に
溺れないで 流されても

君のセーターが引き出しの奥で眠る
暇なとき取りに来てくれないかと
電話してもつながらない
糸を引っ張ればほどけてく愛のかたち
セーターを手に抱いてジルバ踊る
ぼくが窓硝子に映る 哀しいね

君の欠点をノートに箇条書きして
もう 嫌いになろう

自分勝手
たぶんそれはお互い様

君のセーターをソファーへと広げてみる
抜け殻が座ってるそんな感じ
話しかけてみたりしてね
胸のちっちゃさを気にしては振り向く君
そんなことないよってぼくが言うと
頬を薔薇色に染めたね

(※くり返し)


5.リラックス

作詞:松本隆
作曲:田島貴男

ハンモックに寝ころび
身体の力を抜く
どこか遠くラジオが
古い恋歌を歌っていたっけ

※リラックスしようよ 緩やかな
時間の波に漂い
ひりひり痛い日々を忘れて
リラックスしようよ すましてる
美少女 目で追いかけて
声はかけずに目蓋を閉じる
気持ちがいいね※

優しい風吸ったら
緊張を吐き出そう
時計なんていらない
ニュースもファックスも
全部捨ててくれ

リラックスしようよ 誰だって
長距離ランナーだもの
息を休める時が必要
リラックスしようよ 忙しい
仕事で固まりかけた
ぼくの心をリセットして

ソーダの泡と薄荷煙草
海に吹く風
波の音が
歌っていたっけ

(※くり返し)


6.幸福インタビュー


7.絶望グッドバイ

作詞:松本隆
作曲:筒美京平

粉雪がタンゴ踊ってる
ねえ素敵ねと君は言う
駅員さんが背を向けた 隙にキスした

100年の孤独だけ 抱きしめて
真冬のホームでぼくたち影絵のよう
距離が離れたら 愛も壊れる

自分の生き方を変えない君が好きだよ
この世の終わりまで一緒に生きたいけれど
無理に笑っても瞳(め)だけ泣いてるね
絶望 雪の汽車が旅立つ

最後にマイクを持つ真似で
デッキで何か歌ったね
汽笛に声はかき消され パントマイムさ

深夜までカラオケでねばったね
あんなに綺麗にハモって歌えたのに
ぼくのズック靴 いつも躓(つまず)く

希望のマッチ擦る 煙草をくわえたぼくに
背伸びをする君の炎はいつも揺らいだ
愛は風の中揺れて動く火さ
絶望 思い出だけが残る

自分の生き方を変えない君が好きだよ
この世の終わりまで一緒に生きたいけれど
無理に笑っても瞳(め)だけ泣いてるね
絶望 雪の汽車が旅立つ


8.代官山エレジー


9.モスクワの夜


10.乱反射


11.アイモカワラズ

作詞:GAKU-MC
作曲:浅倉大介

今なんて今しかない黄昏れたこの街の中で
あいもかわらず僕は走り続けてる

あれからどれくらいの日が
流れたのかご無沙汰ですよね
しばらくぶりでなぜだか照れる

時のたつのも早いもので
季節も流行りも様変わりで
嘆く間もなく誰かが急かす

改めて向かい合い肩書きをとっぱらい
あの日の気持ちのまま
なんて都合よすぎか?

今ならばわかります黄昏れたこの街の中で
あいもかわらず僕は迷い続ける
スキならばはまります
憧れたその目的の先へ
あいもかわらず僕は走り続けてる

あきらめのはやい人たちが周りを気にし
立ち止まるたび
息苦しくてこの目を臥せる

滞った停滞も自分だと思えれば
多少の回り道もただのドライブですね

今ならばわかります
煽られた勢いもあって
あいもかわらず僕は叫び続ける
そうならばかまします囲まれた人波の中で
あいもかわらず僕ははしゃぎ続けてる

今なんて今しかない黄昏れたこの街の中で
あいもかわらず僕は走りつづける
終わるまで終わりじゃない
閉ざされたその壁を越えて
愛もわからず君を捜し続けてる


12.ナンダカンダ

作詞:GAKU-MC
作曲:浅倉大介

自分よりツイてない 誰か見て安心かい?
自分だけは“例外” 思いたくて勝手言った

いつからか昼と夜が 行き違った生活で
ふさぎこまないでどうか 目を覚ませ 道を探せ

なんだかんだ叫んだって やりたいことやるべきです
あんたなんだ次の番は やりがいあふれるレースです

寝不足にて疲労 疲れすぎてどうしようと
うかがう顔色も 気にしすぎてこの行動

はみ出す勇気をどうか 絞り出して立ち上がれ
ほんの少しの気合いだ 目を覚ませ 泣くな 笑え

なんだかんだ夢見たって 問題ない世の中です
あんたなんだ次の番は みんなに愛呼びかけて

あるべきはずメリハリが なさすぎるTVの前
平和ボケしてませんか? 目を覚ませ 今だここで

なんだかんだ叫んだって やりたいことやるべきです
あんたなんだ次の番は みんなに愛呼びかけて
なんだかんだ夢見たって 問題ない世の中です
旦那さんが次の番だ 夢が叶う来世紀です