愛をあなたに

杏 愛をあなたに歌詞
1.愛をあなたに

作詞:いしわたり淳治
作曲:石崎光

桜の花がもう早めに咲きはじめた
重いコートを脱ぎ捨てた
あなたを真似して

背中で教えて ゆくべき道をずっと
ひとを信じるよろこびを
あなたが教えて

何も知らない私たちの
こんな気持ちがいつの日か
意味や名前を持つとしたら
愛でありますように

愛があなたに
願いがあなたに
届く日まで そばにいて
愛をあなたに
想いをあなたに
伸ばした手に春の風
桜舞い散る道をゆく ふたりで

鏡に映して 心は鏡だから
駄目な私も見透かして
あなたに映して

言葉にして 伝えたのは
こんな気持ちの少しだけ
もっと言葉を知っていたら
伝えられたでしょうか

愛があなたに
願いがあなたに
届く日まで そばにいて
愛をあなたに
想いをあなたに
重ねた手に重なる夢
桜舞い散る道をゆく ふたりで

愛があなたに
願いがあなたに
届く日まで そばにいて
愛をあなたに
想いをあなたに
伸ばした手に春の風
桜舞い散る道をゆく ふたりで


2.夢のかけら

作詞:山本成美
作曲:園田健太郎

こころはきみを見つめているのに
それだけじゃ届かないから
切なくて 苦しくて 零れる涙

静まりかえる部屋で一人きり
聞こえる星の囁き
キラキラと揺らめいて放つメロディ

本当に悲しいことはそう
きみがいなくなることより
きみを感じなくなること

もう一度 あの日のように笑ってよ
置き去りのままの約束 信じ続けて
私はここにいます
未来を抱きしめて

冬の星座も夏の朝焼けも
きみが隣にいたから
眩しくて愛しくて輝いていた

人はみな誰だって誰かにいつか
必要とされるの
あきらめないでね 奇跡を

遠い日をただよう夢の欠片たち
ひとつひとつ拾い集め
明日を描こう
見えない力 感じているよ
この胸に

この広い宇宙の片隅で出逢い
結び合えた絆 決して解けはしない
もう一度 あの日のように笑ってほしくて
ただ信じ続けるよ きみの強さを
私はここにいます
未来を抱きしめて


3.花のように

作詞:菜穂
作曲:Big Boom

風が吹いてる 今日は
懐かしいにおいがする
忘れかけてた あの頃の
気持ち 胸が高鳴る

誰も心の中 伝えきれない言葉
抱えて歩いてゆく
今日も明日もまた

「ありがとう」ってねえ
すこし照れるけど
今日はなんだか言えそう
「ごめんね」もそうね
いつも傍らに
置いて生きてゆこうよ

飛び込むこと
あきらめぬこと
何があっても信じる強さを
求めぬこと
焦らないこと
道ばたの花のように

俯くときは 空を
見上げてみようよ そっと
忘れかけてた 優しさに
気づけたなら 幸せ

君がいつかくれた 飾り気のない言葉
抱えて歩いてゆく
遠い旅路をただ

「愛してる」なんて
上手く言えないよ
だから瞳でつぶやくの
「さよなら」は きっと
「いつかもう一度 会えるよね」って意味ね

止まらぬこと
放り出さぬこと
強がりはほんとの強さじゃない
涙しても
顔あげること
名もなき花のように

「ありがとう」ってねえ
すこし照れるけど
今日はなんだか言えそう
「ごめんね」もそうね
いつも傍らに
置いて生きてゆこうよ


4.晴れたって

作詞:黒沼英之
作曲:石崎光

背中に羽根が生えた
春が訪れていた
頬をなでる光に少し眠くなって

きみは夢を抱いた
寝癖の髪とペンで
叶うならば続きを聞いていたかったよ

甘かった苦かった
ふたりの恋
でもきっとそうずっと交わらない
いつだってやさしくてうれしいけど
いつか終わる そっと

過ぎ去ってきみだって
わたしのこと忘れてしまうって思うけど
指切った約束は消えないから
歩き出せるきっと明日へ

わたしたちは似ていた
少し泣き疲れてた
穴の空いたコップに水を注ぎあって

きみがよく読んでいた
むずかしい本の中にも
欲しい答えはないよ
いつか分かるから

空から見えたら
名前呼ぶわ
ページをめくって
連れ出して遠い世界へ

晴れたって雨だって変わらぬ朝
恋をして駆け出して輝いた
抱き合ってキスをして寄り添うけど
いつか終わる そっと

過ぎ去ってきみだって
わたしのこと忘れてしまうって思うけど
指切った約束は消えないから
歩き出せるきっと明日へ


5.いつでも誰かが

作詞:紅龍
作曲:紅龍

いつでも誰かが きっとそばにいる
思い出しておくれ すてきなその名を
心がふさいで 何も見えない夜
きっときっと誰かが いつもそばにいる

生まれた街を 遠く離れても
忘れないでおくれ あの町の風を
いつでも誰かが きっとそばにいる
そうさきっとおまえが いつもそばにいる

雨の降る朝 いったいどうする
夢からさめたら やっぱり一人かい

いつでもおまえが きっとそばにいる
思い出しておくれ すてきなその名を

争いに傷ついて 光が見えないなら
耳をすましてくれ 歌が聞こえるよ
涙も痛みも いつか消えてゆく
そうさきっとおまえの 微笑みがほしい

風の吹く夜 誰かに会いたい
夢に見たのさ おまえに会いたい

いつでもおまえが きっとそばにいる
思い出しておくれ すてきなその名を