シングルコレクション(1986~1991)

徳永英明 シングルコレクション(1986~1991)歌詞
1.レイニー ブルー

作詞:大木誠
作曲:徳永英明

人影も見えない 午前0時
電話BOXの外は雨
かけなれたダイアル 回しかけて
ふと指を 止める

冷たい雨に 打たれながら
哀しい物語 想い出した
あなたの帰り道 交差点
ふと足を 止める

レイニー ブルー もう終わったはずなのに
レイニー ブルー 何故追いかけるの
あなたの幻 消すように
私も今日は そっと雨

行き過ぎる車の ヘッドライトが
ひとりぼっちの 影をつくる
あなたの白い車 捜しかけて
ふと瞳を ふせる

レイニー ブルー もう終わったはずなのに
レイニー ブルー 何時まで追いかけるの
あなたの幻 消すように
私も今日は そっと雨
レイニー ブルー もう終わったはずなのに
レイニー ブルー 何故追いかけるの
あなたの幻 消すように
私も今日は そっと雨

あの頃のやさしさに つつまれてた想い出が
流れてく この街に
It's a rainy blue It's a rainy blue
ゆれる心 ぬらす涙
It's a rainy blue,
loneliness…


2.夏のラジオ

作詞:秋谷銀四郎
作曲:徳永英明

泳ぎついた 入江の奥
水着のまま くちづけた
人魚のような 裸の胸
青い波間に 揺らめいた

じりじり灼けた 背中の痛み
今でも覚えているよ
いつか帰ってきてと つぶやいた
君の涙と

※夕立の ボートの陰にかくれ
二人聴いてたラジオ
忘れない あのメロディーだけが
愛を振り返る※

暮れ落ちてく 都会の隅
哀しみだけ すれ違う
家路を急ぐ 人にまぎれ
あの夏のドアを さがすよ

二人で飲んだ ソーダの瓶に
とじこめたままの メモリー
今は戻れぬ あの日の渚に
ただよい浮かぶよ

海岸のガードレールにもたれ
二人聴いてたラジオ
風に舞う あのメロディーだけに
夏がうずくまる

(※くり返し)


3.BIRDS

作詞:大津あきら
作曲:徳永英明

さよならするために出逢ってゆくのなら
どうして誰も皆なあんなに愛し合うの
違う夢選んで僕たちは
想い出の止まり木飛び立つよ
君の季節に幸せの円描けず今は目を閉じるけど
時には逢いたくて時には忘れたくて
涙に迷う時伝えて僕の胸に

この都会でも愛は叶うさと
風のように羽根を広げてた
指を離すよもうこれ以上君の微笑みついばむ前に
さよならするために出逢ってゆくのなら
どうして誰も皆なあんなに愛し合うの
時には逢いたくて時には忘れたくて
涙に迷う時伝えて僕の胸に


4.輝きながら…

作詞:大津あきら
作曲:鈴木キサブロー

素顔にメロディ焼きつけて君は今
輝きながら大人のドアをあけて

瞳を閉じても木洩れ陽が
手を振る君を照らしてる
季節はいつも終わりだけ彩づけるけれど
Don't Say Good-Bye
君だけの夢を刻むのさ
想い出をつめた少女の笑顔のままで

駆け出す君の場面を見守るから
輝きながら明日のドアをあけて

きらめく時間が僕たちの
何時だって記念日だった
ハッピーバースディそしてメリークリスマス
戯いでたあの日
Don't Say Good-Bye
さよならが歌になるのなら
想い出の中で二人はめぐり逢えるさ

駆け出す君の場面を見守るから
輝きながら明日のドアをあけて

素顔にメロディ焼きつけて君は今
輝きながら大人のドアをあけて


5.風のエオリア

作詞:大津あきら
作曲:徳永英明

だからエオリア
夢にまで 恋の風があふれたら
ひとりエオリア
泣かないでどんな声もはこんで

口唇に 指をあて
君に勇気をあげる
うつ向いた涙に
虹が架かるまで

※君はエオリア
鷺色の風に 踊る妖精さ
きっと誰かと
めぐり逢う そんな朝を信じて※

優しさを結べたら
涙の訳もわかる
せつなくて 独りで
髪を切らないで

だからエオリア
夢にまで 恋の風が あふれたら
ひとり迷って
泣かないで どんな声もはこんで

(※くり返し)


6.最後の言い訳

作詞:麻生圭子
作曲:徳永英明

寝たふりがこんなに
つらいことだとは
今落ちた滴は
涙だね

そして君が出て行く
夜明けを待って
暗闇が怖い君のことだから

いちばん大事なものが
いちばん遠くへいくよ
こんなに覚えた君の
すべてが思い出になる

誰からも君なら
好かれると思う
心配はいらない
寂しいよ

無理に僕のためだと
さよならの理由
思ってる君だからせつなくて

※いちばん近くにいても
いちばん判り合えない
こんなに愛した僕の
すべてが言い訳になる※

いちばん大事なものが
いちばん遠くへいくよ
こんなに覚えた君の
すべてが思い出に

(※くり返し)

いちばん大事なものが
いちばん遠くへいくよ

いちばん近くにいても
いちばん判り合えない

いちばん大事なものが
いちばん遠くへいくよ


7.恋人

作詞:徳永英明
作曲:徳永英明

夕暮れのカフェテラス
ざわめく会話に閉ざされた二人
何も話すことなく
うつ向く横顔目をふせた君は
さよならだけを捜し始めてる
それでも見つめ合うの

恋人よ
遠い昔に戻ってみないか
暮れてゆく空のベールに二人包まれて

風の咲く澄んだ季節を
見上げてみないか
もっと高く もっと my love

恋人達の影が
はしゃいだ夏の日 おもいださせるよ
折れた傘を広げて
戯けたふりして夕立に濡れて
こらえきれずに笑い出す君が
夕日に浮かんでゆく

恋人よ
遠い昔に戻ってみないか
灯りだす淡いランプに二人導かれ

渋滞のあの国道を
走ってみないか
もっと遠く もっと my love

誰よりも愛したことを思いきる前に
誰よりも愛されたこと忘れさる前に
恋人よ
遠い昔に戻ってみないか
もっと熱く もっと my love


8.MYSELF ~風になりたい~

作詞:大津あきら
作曲:徳永英明

人波の中
ふと立ち止まる
なぜ急ぐのか
問いかけてみる

がむしゃらだった
僕の毎日
夢の行方に
いつも怯えながら

※OH…
涙の深さより
明日(あす)の輝き
信じる事 忘れず 歩き出すなら※

△今 振り向き
傷ついた恋のすべてを
きっと誇りにしながら
光る風になりたい△

この街で今
誰かが出逢う
歩道に立って
君を想い出してる

OH…
心に架ける虹は
束の間でも
皆んな 生きてく為にめぐり逢うなら

ただ 悲しみ
そんな言葉に負けないで
僕も淋しさを越えて
踊る風になりたい

(※くり返し)

人波の中
ふと立ち止まる
僕はいつでも
僕でありたい


9.夢を信じて

作詞:篠原仁志
作曲:徳永英明

いくつの街を 越えてゆくのだろう
明日へと続く この道は

行くあてもない 迷い子のようさ
人ごみにたたずむ 君はいま

恋することさえ
恐れてた昨日に
なくした涙を
さがしてる

夢を信じて
生きてゆけばいいさと
君は 叫んだだろう
明日へ走れ
破れた翼を
胸に 抱きしめて

自分の空を 越えてゆくのだろう
さよならに怯えず 君はいま

傷ついたことに
疲れはてた胸を
凍える 両手に
温めて

心のままに
生きてゆけばいいさと
君は 笑っただろう
明日へ走れ
破れた翼を
胸に 抱きしめて

夢を信じて
生きてゆけばいいさと
君は 叫んだだろう
明日へ走れ
破れた翼を
胸に 抱きしめて


10.壊れかけのRadio

作詞:徳永英明
作曲:徳永英明

何も聞こえない 何も聞かせてくれない
僕の身体が昔より 大人になったからなのか
ベッドに置いていた 初めて買った黒いラジオ
いくつものメロディーが いくつもの時代を作った

思春期に少年から 大人に変わる
道を探していた 汚れもないままに
飾られた行きばのない 押し寄せる人波に
本当の幸せ教えてよ 壊れかけのRadio

いつも聞こえてた いつも聞かせてくれてた
窓ごしに空をみたら かすかな勇気が生まれた
ラジオは知っていた 僕の心をノックした
恋に破れそうな胸 やさしい風が手を振った

華やいだ祭りの後 静まる街を背に
星を眺めていた けがれもないままに
遠ざかる故郷の空 帰れない人波に
本当の幸せ教えてよ 壊れかけのRadio

ギターを弾いていた 次のコードも判らずに
迷子になりそうな夢 素敵な歌が導いた

思春期に少年から 大人に変わる
道を探していた 汚れもないままに
飾られた行きばのない 押し寄せる人波に
本当の幸せ教えてよ 壊れかけのRadio

華やいだ祭りの後 静まる街を背に
星を眺めていた けがれもないままに
遠ざかる故郷の空 帰れない人波に
本当の幸せ教えてよ 壊れかけのRadio
遠ざかる溢れた夢 帰れない人波に
本当の幸せ教えてよ 壊れかけのRadio


11.Wednesday Moon

作詞:徳永英明
作曲:徳永英明

都会の片隅で
咲いたばかりの花が
アスファルトのビルの影に
またひとつ消えてゆく

結ばれかけた愛も
語り出した言葉も
急ぎ足の時のせいで
時代に溺れてゆく

※つないだ指先だけ
僅かな夢の続きだけ
信じあえるならば…
夜空の風に乗せて
二人を永遠に導いて Wednesday Moon※

都会の行く先は
無邪気な子供達の
幼すぎる憧れさえ
取り上げてしまうのか

失くした愛の言葉
戸惑う明日の行方さえ
信じあえるならば…
迷える君を抱いて
凍える身体あたためて Wednesday Moon

遠くで二人を
きらめく月は照らすよ
重なる影を空に架け
AH 夢よ届け

(※くり返し)


12.LOVE IS ALL

作詞:徳永英明
作曲:徳永英明

もっと涙が溢れても
ずっと明日は遠くても
いつまでも捜してよ 埃にまみれた愛を

乾いた砂の 足跡はもう
帰らぬ夢を 叫んでいるようさ
風に乱れた 素顔のままで
戸惑う想いほら 蹴り上げた空には

いつか涙が溢れても
たとえ明日が遠くても
黄昏に消えそうな
夢ならその胸につないで
思い出にしないでいつまでも

憧れよりも 悲しみの数
痛めた胸に(tonight)そっと返して

もっと涙が溢れても
ずっと明日は遠くても
いつまでも捜してよ 埃にまみれた愛を

誰もが同じ 空の下で息をして
語りきれない程の
Love is all
胸に抱いて

いつか涙が溢れても
たとえ明日が遠くても
黄昏に消えそうな
夢ならその胸につないで
思い出にしないでいつまでも


13.REVOLUTION

作詞:徳永英明
作曲:徳永英明

今の君は遠い あの頃の叫びはもう
忘れたまま温もりだけ 憶えて浮かれてないか

欲望という罠の中に 片腕を取られたまま
大事な友誓い合った 道さえ失くしてないか

Wake up to your way
時を巡る愛なら
Wake up to your love
風よ胸に伝えて

いつか君の袖の綻(ほこ)びに縺(もつ)れた夢
忘れないで思い出して 何処かで埋もれてるなら

風が吹いてきたよ
君の胸の中へ
愛が溢れだして
もっともっともっと抱いて

Wake up to your way
人は誰も旅人
Wake up to your love
君の明日を探して
Wake up to your way
時を巡る愛なら
Wake up to your love
風よ胸に伝えて