ひかりなでしこ

島みやえい子 ひかりなでしこ歌詞
1.# Introduction


2.ひかりなでしこ

作詞:島みやえい子
作曲:島みやえい子

あなたとはじめて手をつなぎ
くれなずむ空を見てた時
この手じゃないなと わかってた
わかってながら つないでた

あなたが 私に火をつけて
花咲く私をみつめてる
ぱちぱちはじけていくさまを
どうか目にやきつけて

ひかりなでしこ 恋の花火
こよりの先まで 全部もやして
ひかりなでしこ あなたのそばで
最後にはぽとりと熱いまま
落ちてみせるから

似たよな花火は あまたある
これからあなたは 手に入れて
くらべてみた時 わかるでしょう
私がとくべつだと

ひかりなでしこ 強い風が
吹くたびあなたが たてになっていた
ひかりなでしこ それが愛なら
私はこのまま喜んで 落ちてゆけるから

ひかりなでしこ 恋の花火
こよりの先まで 全部もやして
ひかりなでしこ あなたのそばで
最後にはぽとりと熱いまま
落ちてみせるから


3.all alone

作詞:島みやえい子
作曲:高瀬一矢

これ以上もう なにひとつ
失うもの無いくらいきれいに
思い出はもう ため息をつくたび
ひとつひとつ消しましょう

この寂しさを紛らす優しい人は
いくらでもいる でもダメなんだ

Please leave me alone
あなたはもういない all alone
欲しいものは全部あげるって言ってたくせに
あなただけが 指からこぼれてた

抱きしめられて 落ちてゆく
切なさにしがみついていた
生暖かい その胸の
熱が冷めることが怖くて

脱ぎ捨てられたあなたのシャツと
私のシャツが重なることは もう無いね

Please leave me alone
あなたはもういない all alone
君を笑わせるのが好きと言ってたくせに
こんなに私のこと泣かせてる

始まりはもう
もどかしいほど時間をかけて来たのに
あっけない幕引き

Please leave me alone
あなたはもういない all alone
欲しいものは全部あげるって言ってたくせに
あなただけが 指からこぼれてた
Please leave me alone
あなたはもういない all alone
君を笑わせるのが好きと言ってたくせに
こんなに私のこと泣かせてる


4.ATLANTE

作詞:島みやえい子
作曲:島みやえい子

遠くで稲光が ひかってる
やがて 轟く空から 雨が放たれて

君がにぎりしめて 離せないと思うもの
ひとつ ひとつ その手の中から
溶けて 流れてゆく

遠くで稲光が ひかってる
時は刻むことを忘れ ただ風になる

そして 細胞の記憶が
まばたきのたびに 蘇って満ちて
君は アトランテの記憶を
手放した その手にとり戻せるから

どんな 遠まわりをした旅も
やがて ひとつの場所にたどり着く日が来る

もし私が先に そこで君を 待ってたら
なつかしい エンレイ草を一輪 私に差し出して

何もかもが 成就してゆく日は
好きな花の香りに つつまれていたいから

拍動をくり返す 宇宙
集められ そして また拡がってゆく
だから アトランテは ふたたび
五感つきぬけて ここへやってくる

遠くで 稲光が光ってる
もうすぐ 新しい未来の扉が開くよ


5.観覧車

作詞:島みやえい子
作曲:島みやえい子

君が望むように 私はなれなかった
私の望まない 君に変わった
腑に落ちない日々を 苦しくなる日々を
どこかで やぶり棄てたくなってた

お互いにそう思ってた

ねぇ 今度の日曜日 観覧車に乗りに
2人で行かない?って誘ってみた
ひと呼吸おいて 携帯の向こうで
心を決めたように 君は云った

「最後のドライブになるね」

雲が空を 流れていくように
離れてく心に 耳を澄ましていた

しばらく雨だった ダメかと思ってた
2人への ハナムケのように晴れた

黄色いのに乗れば 恋人になれると
噂になってた 黄色いのが来て

どちらともなく笑った

街が少し 小さくなる頃
あたたかい その手が 肩を抱いて来た

観覧車は まわり続けていく
でも これは本当に
last hug and last kiss…

長い日々に 今 ゴールが見えて
降りたら もう2人は 別々の道を
歩いて行くのね


6.scheherazade

作詞:島みやえい子
作曲:島みやえい子

迷いは断ち切れましたか?
ベルベッドのベッドの中
ずるりと外されてく箍

一夜一夜 この命を
一話一話 引きのばして
あなたのいかりをほどくの

葛藤は誰だって 人を毒蛇に変えてゆく
もんどり打つあなたを この世とあの世のはざまの
物語でいやしましょう でも続きは また明日
私 明日が欲しいの

あぁ 千夜一夜 魔法をかけられて
あわれ shahryar ペルシャの夜はふけて
あなたは静かに目を閉じる

こよいも私を呼びますか?
ベルベッドのベッドの中
あなたは私の中

それでもかくし持ってますか?
許してはいないのですか?
刺さる程の空の三日月

さぁ 私のうでの中 昨日の続きを話しましょう
でも話は 終わらない 終わらせるわけにいかない
物語の結末が どうか私の結末に
ならない事を願うだけ

あぁ 千夜一夜 サイを投げないで
悲しい shahryar 愛に変わるまで
私はあなたのそばにいる

ali baba aladdin arabian Nights
夜伽は こよいも scheherazade

あぁ 千夜一夜 リュトンが片手から
すべり おちるとき 私の胸から
もう片方の手も そっと引き抜き
愛し shahryar 赤子を抱くよに
朝まで あなたを 抱きしめよう


7.奈落の花

作詞:島みやえい子
作曲:中沢伴行

さぁ 忘れましょう その未来が
また 血ぬられてゆくなんて
なまぬるい風 とぐろを巻いたら
それがたぶん 合図

抜け出してって 抜け出してって
悲しすぎる運命から
あなたは 奈落の花じゃない そんな場所で
咲かないで 咲かないで
からめとられて行かないで
音もなく飛び交う 時のかけら

誰がこの手を にぎっているの?
誰がこの髪を なでているの?
今泣いていた もえぎの中で感じてる 合図
飛び越えてって 飛び越えてって
運命のはぐるまから

あなたは 奈落の花じゃない そんな場所で
散らないで 散らないで
そして種を残さないで
芽を出せばふたたび廻るカルマ

抜け出してって 抜け出してって
悲しすぎる運命から
あなたは 奈落の花じゃない そんな場所で
咲かないで 咲かないで
からめとられて行かないで
音もなく飛び交う 時のかけら


8.青い果実

作詞:島みやえい子
作曲:島みやえい子

まだ青い果実 私には名前も無い
深い森のその奥で
かたく口を閉ざしていました
「極楽鳥」の異名 食べちらかしては逃げる
でも彼の美しさ
ずっとずっと恋をしていました

ひそやかな思い(one side)私をみつけて(so sad)
あなたにみつめられたら 一瞬で熟れるから
素直とはほど遠い 地をはうような枝の
先で実っています おとなしくゆれてます

※ここにある この闇は
ひとすじの光だけ 知るために
閉ざしてる この愛は
あなただけが あなただけが
開く鍵をにぎる I'm never the wiser for it※

食べさせてはいけない ほかの鳥達のくちばしが
目の前を過ぎるのを
ただ息を殺して見てました
極楽鳥は今日も 香り放つ実をついばんで
この森のまん中で
歌い踊り恋に遊びました

こもれびも届かない 私はここです(darkness)
声にならない声で あなたを呼んでいます
時代遅れでもいい ひとすじでいたい(one way)
わしづかみにしてどうか 私を遠い場所へ

連れ去って この闇を
なつかしく思うほど 遠くまで
太陽に焼かれても
あなたとなら あなたとなら
それもまた喜び I'm never the wiser for it

(※くり返し)


9.FLOW

作詞:島みやえい子
作曲:島みやえい子

ディンドンダンドン鐘の音 クロスしてゆれたら
ティクタクティクタク動き出す 壊れた時計

コカドゥルドゥドゥ 告げている 夜が明けてくよと
帰りたくない月が 苦笑いした

私があなたを 揺さぶり起こしたら
抱きついていてね 落ちないように

さぁ 飛んでゆこう 飛んでゆこう 追い風が吹いてきたよ
流れに乗れ 流れに乗れ FLOW

どんな闇も どんな闇も 光があって知るものさ
うまくいくよ きっと

ティンクルティンクル リトルスター 忘れていただけさ
あなたも輝く 一番星さ

Don't disturb 開けちゃダメだと 心閉ざしても
心をノックしてるのは 本当の自分

私はすぐそばで 手を伸ばしてるから
にぎり返してね 強い力で

さぁ 欲しいだけ 欲しいだけ 手に入れることができるよ
流れに乗れ 流れに乗れ FLOW

どんな夢も どんな夢も 幻なんかじゃないんだ
うまくいくよ きっと

飛んでゆこう 飛んでゆこう 追い風が吹いてきたよ
流れに乗れ 流れに乗れ FLOW

どんな闇も どんな闇も 光があって知るものさ
うまくいくよ うまくいくよ きっと


10.あすなろの木

作詞:島みやえい子
作曲:島みやえい子

ひのきになりたくて 若いあすなろは
都会に出てあわない 水を飲み
大人になりました

派手な暮らしの中 集まって来た人は
お金がなくなったとたん 蜘蛛の子を
散らすように 去りました

ふと よぎるのは 母の顔
ひのきになれなかった僕を 笑うかな

何もない ふるさとに 背を向けて来たけど
しあわせは しあわせは そこにあった気がします

あすなろの木の下 誓いを立てた日々
幼い頃のように その幹を
抱きしめてみました

海から吹く風が 山の葉を揺らして
こんな僕をふるさとは 変わらずに
受け止めてくれました

ずっと 待っていたと 友の声
はりつめていた糸が切れて 涙声

追いかけた 夢を今 手放す時が来ても
生きていれば 生きていれば また夢は見れるから

あたたかい ふるさとの 夕やけ空がささやく
あすなろは あすなろの そのままでいいよと


11.十四の月

作詞:島みやえい子
作曲:島みやえい子

十五夜を明日に 鈴虫生き急ぐ萩のこみち
青白い君の頬に光るもの
つたい落ちるもの

僕は十四日目の月が好きだよ
あした満ちる希望がまだあるから
最後にきつく抱き合う無人駅

満ちて 欠けて 何度繰り返しても
いつも今日の月でいよう
君と 僕が 何度すれちがっても
いつか今日の月で逢おう

さんざめく夏は 夢か幻か 薄の風
結ばれる事も命絶つことも
許されないなら

二人 十四日目の月に祈ろう
そして欠ける事のない思い出抱いて
夜汽車が君を遠くへ運んでも

どうか どうか 幸せでいて欲しい
誰と今日の月を見ても

満ちて 欠けて 何度繰り返しても
いつも今日の月でいよう

いつか今日の月で逢おう


12.ハルミチル

作詞:島みやえい子
作曲:島みやえい子

ちょうちょはね かわいいだけよりも
蜜が満ちてる 花へといざなわれて ゆくものさ
アタマの悪いまま 若さにまかせていたら
痛い目にあうよ

「女なんてつまんない」
「女に生まれて良かった」
どっちのセリフを吐くのか 決めるのは 神様じゃない

あなたの その目に
光があつまりますように
笑うと ステキな
その目に 愛があつまりますように

しあわせは なるものじゃないんだ
感じるものさ 今ここで この瞬間で
受けとめて 自分が満ちたなら 誰かにそっとわけてみて
花束のように

「男なんていらない」
「男がいなくちゃ生きれない」
どっちのセリフもつまんない 春はもう満ちているのに

あなたの その手に
風があつまりますように
舞い散る 花びら その手が
きっとつかみ取りますように

Que de toutes les lumieres,
tes yeux resplendissent
tes yeux resplendissent

Si merveilleux quand tu souris,
quand tu souris, que l'amour
envahisse tes yeux


13.愛のうた

作詞:島みやえい子
作曲:島みやえい子

研ぎ澄まされていく その思いのかけらが
たとえこの私の 胸を傷つけても

君の目に映る 君の指し示す
その指差す先に 私は光を見てる

一人ずつ後ずさり 君から消え去ってってもかまわない
その指が奏でていくメロディに息を合わせて

私は歌うから 愛のうたを 君のうたを
私を離さないで 愛のうたは 君のために

水のように流れて 器を選ばずに
まる・しかく・さんかく 収まりきれずにまた あふれて

旅人よ泣かないで 行き場を失ったなら眠ればいい
むらさきの月の夜 その寝息に息を合わせて

私は歌うから 愛のうたを 君のうたを
優しく耳元で 愛のうたは 君のために

私は歌うから 愛のうたを 君のうたを
私を離さないで 愛のうたは 君のために