暫存

小坂忠 暫存歌詞
1.旅ごころ

小坂忠&ウルトラ
作詞:こうえいか
作曲:大野雄二

山の緑が紅く染まると
浮ぶ雲にも魅せられ
果てしない心ときめき
若い日の二人の足あと
明日を夢見る旅立ちには
心あづけてゆくのさ
二人寄りそう古写真
もう笑顔ぼんやりと
肩をたたいて去ってゆく
坂のある町

雨が降りだし窓をたたくよ
虹の橋にも惹かれて
なにもかも部屋に忘れて
口笛のメロディー残して
明日を夢見る旅立ちには
傷ついていた知らずに
二人見つめる古時計
もう仕方ないことさ
時の流れを感じてる
一人だけの夜


2.気まぐれ天使

小坂忠&ウルトラ
作詞:松木ひろし
作曲:大野雄二

はいてたジーンズが短かくて
あの娘に声をかけそびれたのさ
好きなレコードも聞きあきて
海で会ったあの娘は電話にも出ない
そんな午後ならばそんな午後ならば
まあ聞けよ俺の話を
誰も知らない
でっかい夢だから

わかしたコーヒーが甘すぎて
日記のペンも渋りがちなのさ
じゃあねさよならと泣きながら
昨夜会ったあの娘の黒いお下げ髪
そんな朝ならばそんな朝ならば
まあ聞けよ俺の話を
誰も知らない
でっかい夢だから


3.暗闇坂むささび変化(LIVE Version)

小坂忠 with 葡萄畑
作詞:松本隆
作曲:細野晴臣

所は東京麻布十番 折りしも昼下がり
暗闇坂は蝉時雨
黒マントにギラギラ光る目で
真昼間から妖怪変化
ももんが ももんが おお ももんが

蝶々はひらひらひら 蝙蝠ぱたぱた
怪しげな 雲流れる
黒ソフトに耳まで裂けたロで
「御無沙汰でした」と草臥れた声
ももんが ももんが おお ももんが

思い出してみればお婆ちゃんの昔噺で
お目にかかった以来
「苦労話のひとつやふたつ聞かせろ」と
手を取りゆくのも絵空事
ももんが ももんが おお ももんが