孔雀

女王蜂 孔雀歌詞
1.夜曲

作詞:薔薇園アヴ様
作曲:薔薇園アヴ様

夜に逃げたら
確かめないで
逃げ惑わずに呼吸が出来る
吊り上げられた生きる亡者を
殺さなくても許さなくてもいい
ただ増えてゆく そして絶えてゆく ああ
不思議ね こんなに脅えて


2.砂姫様

作詞:薔薇園アヴ様
作曲:薔薇園アヴ様

昔々そのまた昔 美しい姫君が
その名前を口にするだけで凍りつく その名は

砂姫様
あなたの手で 砂姫様 燃える大地は 灼熱の愛に
そしてその対価に 砂姫様 あなたの手で 全て還りゆく あああ

砂姫様
たとえ星空を落とそうと全て砂塵に埋めてしまおうと


3.鬼百合

作詞:薔薇園アヴ様
作曲:薔薇園アヴ様

ベイビィフェイスの呑んだくれ あいつが怨めしい
ギターを誉めたらエフェクターのファズがどうとか
つまらん話はそのへんにして今すぐあんたの唄の餌食にしてよ

あなたバカンスに連れてって頂戴そしていつかは愛を拝みましょう
そして浴びるほどの酒を呑みましょうまるでこれが永遠のようさ
愛されることの意味をいつまでもあなたと履き違えてたいの

ベイビィフェイスの呑んだくれ あいつが怨めしい
あんたのギターを今すぐへし折りたいわ
つまらん話はそこまでや さぁ人間見せてもらおうか
今すぐあんたの唄の餌食にしてよ

あなたバカンスに連れてって頂戴そしていつかは愛を拝みましょう
そして燃えるような恋をして愛と云う名に騙される
そして愛されることの意味をいつまでもあなたと履き違えてたいの


4.人魚姫

作詞:薔薇園アヴ様
作曲:薔薇園アヴ様

一つ熟れゆく恋は暖かく埋まる場所を探して
あてもない旅をすると人は言うけど

浜辺が誘う頭がふらつく二人はどうしようもないわ
身体は正直恥じらう私が「許してそこだけは」
愛してあたしだけ 全て海のせい

二つ散りゆく者から流れゆく涙が集まり一つの川となる
だから海は美しいのよ

浜辺に埋まるは一つの恋路か敗れた亡者の亡き骸か
やがては散りゆく定めと知ってか逃げてく愚か者
あなたはどうするの? 全て海のせい

頭がふらつく身体もふらつく二人はどうしようもないわ
身体は正直恥じらう私が「許してそこだけは」
愛してあたしだけ 全て海のせい


5.デスコ

作詞:薔薇園アヴ様
作曲:薔薇園アヴ様

甘く透き通る言葉「フー・アー・ユー」そんなこと知らないわ
プラスチックの身体守ることが出来ないの
今以上それ以上にもうどうしようもない位
ねぇディスコに行きたいの 今 光にまみれて

プレイディスコ キラキラ飛び散る夜には
ウェアーディスコ 危ない遊びでキめるの
知らない映画の結末 教えてくれてもつまらないのよ
プレイディスコ キラキラ飛び散る夜には
ウェアーディスコ 危ない遊びでキめるの
新しい世界の始まり 教えて欲しいの今すぐほらすぐ

ラメが飛び散った床に淋しさ置いてかれたて
負けちゃ駄目よ絶対 デザート後にとっとくの
今以上それ以上にもうどうしようもない位
ねぇディスコに行きたいの 今 光にまみれて

プレイディスコ キラキラ飛び散る夜には
ウェアーディスコ 危ない遊びでキめるの
知らない映画の結末 教えてくれてもつまらないのよ
プレイディスコ キラキラ飛び散る夜には
ウェアーディスコ 危ない遊びでキめるの
新しい世界の始まり 教えて欲しいの今すぐほらすぐ

論理も輪廻もお呼びじゃないのよ
化けの皮など?しておいでよ
きまるわ
マジカル錠剤
それこそ全くお呼びじゃないわ
残ったドぎついシャドーできめてよ
フロアで魅惑に不敵に微笑むの
二度とかえらないもの
光にまみれて

プレイディスコ キラキラ飛び散る夜には
ウェアーディスコ 危ない遊びでキめるの
知らない映画の結末 教えてくれてもつまらないのよ
プレイディスコ キラキラ飛び散る夜には
ウェアーディスコ 危ない遊びでキめるの
新しい世界の始まり 教えて欲しいの今すぐほらすぐ


6.告げ口

作詞:薔薇園アヴ様
作曲:薔薇園アヴ様

あややこやや先生に言ったろ
掃除サボってランドセル
隠してあの子をいじめてる
あややこやや先生に言ったろ
クラスで飼ってる動物に
何度も餌をやっている
あややこやや先生に言ったろ
先生あんな男子はな
アホみたいにムズムズしながら
高架下落ちていたアカン雑誌に発情してる
せやからな
あたしらな
ほんとのことを教えてあげてん
あんたらのお母さん夜な夜な一人でこんなんしてるで

あややこやや先生に言ったろ
寂しいなあ
怖いなあ
一人で居るのは辛いなあ
あややこやや
先生に言ったろ

あかん

泣き喚き血が吹き出す
男子はみんな獣やから
彫刻刀で刺したんよ
教室ん中鉄棒の匂い
せやけどさあたしらさ悪いことはしてへんで
先生なんで泣いてんの?
先生なんで泣いてんの?

先生あんた教室に
あたしら詰めてどうすんの?
こんな中で愛し合え?
命の尊さ教え合え?
笑かすなあ
先生さ
なんでそんなん言えるんよ
先生あたし知ってるで

先生あんた夕方6時に

胸少し膨らんだ
恋すら知らへん生徒を脱がして
何をしたんか知らんけど
泣いてるあの子はどうしたんかなあ?
あんたが愛を唱えたら
少女はもはや一人の女
なあなんか言うてみろ
おい
なあなんか言うてみろ

寂しいなあ
怖いなあ
何を信じていいんかなあ
あややこやや
先生に言ったろ


7.口裂け女

作詞:薔薇園アヴ様
作曲:薔薇園アヴ様

赤が雪の上に降る汽車がすでに過ぎ去ってゆく
雪濡れる赤い赤いコート あなたのその指を掴んだなら最期
身動き一つとれることもないまま あなたに引き裂かれるでしょう
それでいい ただそれだけでいい それでこそ美しい

盾を無くした私はあなたの代わりを探すことでしょう
赤い雪兎一つこしらえて冷えるあなたの指
あなたのその指に触れることもないまま あたしは引き裂かれるでしょう
それもいい いやそのほうがいい それでこそ美しい

夢を抱いて美しく散るわ 口を裂いた罰 赤色に埋めて
祭り上げる者達の唄が聞こえないうちに
凍えぬうちに


8.燃える海

作詞:薔薇園アヴ様
作曲:薔薇園アヴ様

改札を通るときに言った冗談 明日僕が死んだとして君はどうする?
はぐらかして忘れかけたあの時の答え
あなたしか居ないなんて言えないまま
一人になると口を突いて出る 出来の悪い甘い言葉ここに埋めるわ

明日あなたが居なくなってもあたしは生きてくわ
それでも淋しいだなんて吐いてもあなたは振り向かないで

秋とも冬とも言えぬ季節の中 まるでなにか隠すように走る人々
歯の浮く台詞も通用するような映画の世界に入ったようだね
一人になると口を突いて出る 出来の悪い甘い言葉ここに埋めるわ

明日あなたが居なくなってもあたしは生きてくわ
それでも淋しいだなんて吐いてもあなたは振り向かないで

明日あなたが居なくなってもあたしは生きてくわ
それでも淋しいだなんて吐いてもあなたは振り向かないで