君は青空に似ている

国武万里 君は青空に似ている歌詞
1.もう離れられない

作詞:秋元康
作曲:後藤次利

自分の気持ちが わからなくなって
逃げ出した街角で
あなたは 両手を
広げて言ったわ
“答えなら ここにある”
抱きしめられて 泣いた
近すぎて見えない やさしさに甘えて
1人でも生きていけると

今日まで来たけど
もう 離れられない あなたから
やっと 気づいたのよ
もう 離れられない
このままで ずっと そばにいたい
ねえ 涙を拭って キスをして

どれだけ 自分が 愛されているか
試したいものなのに あなたは私を
愛しているだけで
かけひきを 試さない
抱きしめ方が 痛い
その腕の 強さも 強引に思えて
自由しか 求めなかった

あの日のリグレット
もう どこまでだって ついてゆく
2度とはぐれないわ
もう どこまでだって 信じたい
愛が叶う日まで
ねえ 瞳を見つめて 誓わせて

今日まで来たけど
もう 離れられない あなたから
やっと 気づいたのよ
もう 離れられない
このままで ずっと そばにいたい
ねえ 涙を拭って キスをして


2.君は青空に似ている

作詞:秋元康
作曲:後藤次利

助手席の開けた窓 潮風が近くなる
岬に続く道 走るシトロエン
この恋が終わるなら
今日までの思い出は
出逢ったあの場所の 幻でいい
「君は青空に似ている」 と
あなた いつも 言ってた
心の向うまで 愛が見渡せる

「君は青空に似ている」と
腕の中に抱かれて 自由を求め合い
雨雲を忘れてた

旧式のラジオから 流れてた天気予報
ノイズと交代に 事実を伝える
変わらないものなんて
この世には何もない
どんなに美しい 今があっても……
私は 青空だけじゃない
雨も雪も嵐も……
何んにも見えなくて 1人泣いていた
私は 青空だけじゃない
愛し合っていたから
互いに思い込み 黄昏を忘れてた

「君は青空に似ている」と
あなた いつも 言ってた
心の向うまで 愛が見渡せる
「君は青空に似ている」 と
腕の中に抱かれて 自由を求め合い
雨雲を忘れてた
「君は青空に似ている」 と
あなた いつも 言ってた
こんなに悲しいと 雨は降るでしょう


3.カーペンターズをもう一度

作詞:秋元康
作曲:後藤次利

木々の緑の中を 自転車で走る
淡い陽射したちを 後部席に乗せ……
土の匂いの風に 向かってくように
シャツのその背中を 膨らませた
大人でいることに 疲れた時
小さい頃に来た 森へ舞い戻る

カーペンターズを もう一度聴きたい
あの頃みたいに 澄んだ心のまま
もやもやとしていた 何かが晴れるわ 今

コンクリートの街は 土が見えなくて
堅いアスファルトは 歩きにくい
時計じかけの群れに 押し流されてく
愛もレプリカでは 息が詰まる
都会を逃げたいと 思った時
瞳を閉じれば 地図を思い出す

カーペンターズを もう一度聴きたい
あの日の私が きっと 口ずさむわ
気ぜわしくしていた 何かが変わるわ 今

カーペンターズを もう一度聴きたい
鼻歌まじりに ペダルを漕ぎながら―
さわやかなメロディー 気分がよくなる 今


4.私らしく


5.サーモスタットが効かない

作詞:秋元康
作曲:後藤次利

そんなにあなたを 都合よくは愛せない
不器用な私 一度 燃えたハートは
サーモスタットが 効かない

たとえば 恋を調節できるなら
胸に 募ってく愛しさを 少しだけ
キープして 切なさにしよう
それから いつか
すべてが 開かれて
愛の成り立ちに 問題がなくなれば
わがままを ためらわないで言える
今は あなたのことを
他に待つ女がいる
困らせる 無理なことは
言わないけれど―

※そんなにあなたを 都合よくは愛せない
恋だから
そんなにあなたを 都合よくは愛せない
不器用な私 一度 燃えたハートは
サーモスタットが 効かない※

言ってることと やってるそのことが
いつもすれ違う 淋しさに負けている
強がりが もどかしいほど 揺れる
きっと 頭の中は 理解しているくせに
感情の その高ぶり 抑え切れない
私の気持ちが こわれるほど 愛してる
いつだって 私の気持ちが
こわれるほど愛してる 遠すぎるあなた
ずっと 燃えているのに
ハートの熱を知らない

(※くり返し)


6.心のアドレス


7.ポケベルが鳴らなくて

作詞:秋元康
作曲:後藤次利

黄昏の街を 急ぐ人の群れ
愛が待つ場所へ 誰も帰るのね
そんな風景を カフェの窓際で
1人 見ていたら 悲しくなった

宛てのない恋をしても
きっと 傷つくだけど
友達に叱られたけれど
それでもいい
それでもいい
逢いたい

ポケベルが鳴らなくて
恋が待ちぼうけしてる
ねえ あなたは 今 どこで
何をしているの?
ポケベルが鳴らなくて
恋が待ちぼうけしてる
私の方から 電話できない
現実より 愛してる

約束をしない あなたのずるさが
今日の一日を 独り占めしてる
高層ビルとか 地下鉄の中は
愛を呼ぶ声が 届かないから

聞きわけがよすぎるのね
いつも 受け身の方が
あなたには 都合いいのでしょう
それでもいい
それでもいい
逢いたい

気まぐれで構わない
早く 私 呼び出して…
そう 未来の不安より
今が 淋しい
気まぐれで構わない
早く 私 呼び出して
あなたの一部が 私のすべて
2番目でも 愛されたい

ポケベルが鳴らなくて
恋が待ちぼうけしてる
ねえ あなたは 今 どこで
何をしているの?
ポケベルが鳴らなくて
恋が待ちぼうけしてる
私の方から 電話できない
現実より 愛してる


8.哀しみの防波堤で

作詞:秋元康
作曲:後藤次利

夜明けに街を出たのに 渋滞していた海岸線
遠くの県のナンバー 並んだ分だけ夏が近いのね
目印のG.S. 曲がったあたりで
2人 あの頃は いつも
窓を開けて 顔を出しては
オン・ショア オフ・ショア 風を読んでいた

なぜ もう一度 海へ連れて行ってと 強く
言えなかったのでしょう
過ぎて行く季節に 取り残されて
1人きり 恋の終わり 哀しみの防波堤で

誰かの涙みたいに キラリと光った 魚の群れ
普通は見えないことも
やさしくなれると見えることがある
人生は海と 誰もが言うけど
とてもちっぽけな 舟は
今 いる場所 見失なったの
I say You say 愛がわからない

あの素直さで 愛し続けていたら きっと
一緒に来れたでしょう
後悔の背中が美しすぎて 思い出が打ち寄せてる
哀しみの防波堤で

なぜ もう一度 海へ連れて行ってと 強く
言えなかったのでしょう
大切な何かを そのままにして
悔んでる 胸の岸辺 哀しみの防波堤で