深海魚の夢は所詮、/アーティスト

vistlip 深海魚の夢は所詮、/アーティスト歌詞
1.深海魚の夢は所詮、

作詞:智
作曲:Yuh・Tohya

酸素が薄い此処は深海
独自の進化に閉ざされた闇
奇怪な姿
特異な性質
それらはやがて“差別”を生むだろう

見せ物小屋のアイドルみたいに良くも悪くも笑われたい
自分には無いモノばかり
君はどの瞳で僕を見る?

深海魚は未知なる世界へ泳いだ
背中には夢を乗せ月を目指す
人々が呼んだ名を聞いて知った
-リュウグウノツカイ-
それが僕だ
押し戻そうと波風生む嵐も君のために越えてみせるから
その先に待っているのが所詮、この星の一部だとしても

温度の低いここは深海
独自の進化に閉ざされて隔離
太陽光の届かない海で誰にも知れず化石となるのか

サーカス団のピエロみたいに良くも悪くも笑わせたい
好奇塗れの馬鹿学者よ
君はどの瞳で僕を見る?

深海魚は浮上し赤髪を乱した
捕獲される事も計算内だ
人々が呼んだ名を聞いて知った
-リュウグウノツカイ-
それが僕だ
押し付けられた幾通りのイメージ
そう思わせてしまう情けなさと自分自身呪う心から製造された後悔と苦悩の涙

ただ一人でもいい
一人でも多く救う事が出来たなら
生まれた意味を生きた意味をせめて書き記し消えて行くがいい

深海魚は力尽きるまで泳いだ
背中には夢を乗せ君を目指す
人々が呼んだ名の由来を知った
-竜宮の遣い-
それが僕だ
満足気に笑いながら憧れた水槽で静かに瞳を閉じる
その先に待っていたのは所詮、この星の一部でしかない
「井の中の蛙よ。」


2.アーティスト

作詞:智
作曲:瑠伊

君はすぐ頭に「どうせ…。」と付ける
それは諦める事、予感していたのかい?
君は自分の夢を「無理だ。」と笑う
それを笑う事も出来ない僕は可笑しいかい?

僕を支えた“唄”を今度は僕が君に謡う番だから

此処に宣言しようか
(They must be felt with the heart.)
僕の命在る限りは君の小さい小さい味方で居る事を
耳を澄ませてごらん
(They must be felt with the heart.)
しゃがみ込んだ街角
ほら、この曲を届けよう

「僕は希望通りの道を進む。」
どれだけ反対されても押し切り、目指した
僕は今こうして声響かせ、君の心励ます事の出来る権利を手にした

相談した夜もその瞳の奥には答えがちらついてる
君はただ背中押して欲しいだけなんだろうなって
今は無垢で、今は無知な、今が動く

此処に宣言しようか
(They must be felt with the heart.)
僕の命在る限りは君の小さい小さい味方で居る事を
少しのミスなんてかき消してやれるぐらいの
(They must be felt with the heart.)
アーティストになるから
ほら、好きにやればいい


3.Secret File

作詞:智
作曲:Yuh・Tohya

いざ参ろうか
決戦の刻
シークレットファイルにネタを詰めて
洗いざらいブチまけろ
どうぞハンカチの御準備を

わかっていたに決まってるだろう
行く宛ての無い事ぐらい
それでも行かなきゃいけない理由が
俺らには在るんだ
御前の泣き叫ぶ声を後ろ手にドアで遮断

「飼い馴らした猛獣が噛み付く事は無いだろう。」
油断してる?
気づいている?
冷静な判断さ
必死に創り上げた猛獣は御前を殺す道具さ
俺らにはこいつらがついているから

守るべきモノも無い御前らがしがみ付いてる
“いい年こいて六本木通い”
その金は誰の金だ?

自分の家族と会話もまともに出来ないヤツが
ペット以下の俺らとなんて
会話出来るワケがねぇよな
御前が俺に名をくれた
もう一回呼べ
“ドル箱”だっけ?

何度もしつこい程、教えてあげただろう?
「壊れやすいモノだから大切にしてね。」
一つだけ予言出来る事
それは御前の破滅さ
御丁寧に“味方”ばかりをありがとう

今でも良く覚えてる
あの瞬間の感謝と歓喜
土砂降りの雨に濡れた俺を救ったのは貴方だ
それだけは間違い無い
云っただろう“それだけ”はな

「飼い馴らした猛獣が噛み付く事は無いだろう。」
油断してる?
笑えてくる
戻れやしないさ
必死に創り上げた猛獣は御前を殺す道具さ
明日の朝、一面を飾るのは誰だ


4.HEART ch.

作詞:智
作曲:Tohya

例えば君の荒んだ心がダイヤル式のチャンネル操作で弄れたら…
なんてくだらない事思ってしまった僕です

華やぐ日々は誰にでも在る
それを買うために何にでもなる
わかりやすく云うならば、1ドルに一万払う様な

最近じゃ暗い歌詞が書けない
それはどうしてかって問い詰めた
思い返せば答えは簡単
僕は少し幸せだったんだ

辛い事ばかりよ
だから明るい唄謡ってるよ
ため息ブレスに変えて腹式呼吸
けれど、
後ろめたいバイトした夜も君に話せなかったのも“嘘”と括られてしまい
泣いても病んでもただ辛い

君を満足させるためには並大抵ならぬ努力を見せる
抜かりの無い様瞳を光らせ心が折れた

久し振りにタイトルを付けよう
君の望むエロタイトルを
逃げられるなら、逃げてみろよ
イカせてもイカせてもまだ足りない

辛い事ばかりよ
だから明るい唄謡ってるよ
僕が居ようと、居なかろうと、今日も月は綺麗
けれど、美味しいモノ食べて、君と朝まで一緒に居られた
割に合わなくてもいいさ
泣いても病んでも仕方無い

辛い事ばかりよ
君の好きな唄創って待ってるよ
夢の消滅
全ての消滅
そんな日のために
だから、何時までも立っていよう
此処で君の帰りを待ってるよ
盗まれたその背中に泣いても病んでも届かない