T H E

tricot T H E歌詞
1.pool side


2.POOL

作詞:中嶋イッキュウ
作曲:tricot

簡単ぶった結末は無知
重い気体の混合物は条理
難解だと言っていてもさえずり
あぁ聴こえないや

ネットワークの網に捕まるなよ
習慣は迷彩になってく卑屈
隠されているNo.×××

ほら味方に付けろよ街の群れを
コーラで潤す喉はまたすぐ渇きをみるよ
また求めて貰えたらいいね
どうぞぬるま湯にて風邪をひかれませぬように

変わらないものを求めないでくれよ
進化するよ意地も張れないか
ほらあなたの指先だけの
発表会を見直してやるよ
「なくなってく」のが運命
育つ「衣装」が綺麗

長ったらしい根拠で
行が埋まる 空白を残して

ほら味方に付けろよ街の群れを
コーラで潤す喉はまたすぐ渇きをみるよ
また求めて貰えたらいいね
どうぞぬるま湯にて風邪をひかれませぬように

生きろよ 生きろよ


3.飛べ

作詞:中嶋イッキュウ
作曲:tricot

屋上から見下ろしてしまえば 君も所詮ちっぽけでした
1cm足らずの存在を切り取ってしまおう 消してあげる

終了ベルを合図にして 僕らは他人になる
僕は此処に一人 君は人混みに紛れ一人

どこか遠く飛べる あの頃のように
今も高く飛べる あの頃のように

君はウォーリー、ヒーローなんかじゃない
似たような服を着て 人混みに紛れる
誰か彼女を見つけてやって 見つけてくれよ

屋上から見下ろしてしまえば 君も所詮ちっぽけでした
1cm足らずの存在を切り取ってしまおう 消してあげる

飛べる 飛べる 飛べる 飛べる

飛べよ 飛べよ 飛べよ

「飛べる」

どこか遠く飛べる あの頃のように
今も高く飛べる あの頃のように

飛べ


4.おもてなし

作詞:中嶋イッキュウ
作曲:tricot

この酷い風もこの世では聴こえない
しらばっくれる女は髪を靡かせ
タバコの煙すり抜け走る
酒は抜ける
軽やかな朝を迎える
足並み 揃わず

今夜混凝土は気性が荒い
足元に注意 誰も助けてはくれない
警官すり抜ける矢印は全て嘘
もっと近くへ 暑い息の届く処で

「あぁ自惚れるな もう オモテ ナシは終わりだ」

美女は汚れても魅力的で衰える事が何より怖い
君も嫌いになるのかい? ツバを吐かれお終い

指示器戻してまだ曲がらず生きたい看板娘サカナの瞳 キラキラ

汚れた世界では悲しい事が当たり前なのでしょう
記憶にない誤番の馨り ツバに変えてお終い

ねぇもうわたしは此処で踊る靴持っていないの
サテンのツヤがイサンをアげる 「もうカエらなきゃ」


5.art sick

作詞:中嶋イッキュウ
作曲:tricot

描いてゆく 描いてゆく

混ざってゆく 混ざってゆく
置いてゆく 置いてゆく

感情の色を重ね 私はいつも汚れた
衝動の波にのまれないように 私はいつも逃げた

解いてゆく 剥がれてゆく

ほんの少し目を逸らした束の間
彼女はただのアートになった
とても長い幻覚を見ていた

感情の闇に追われ 私はいつも揺れた
衝動の罠を塗り潰して私は、いつも紛れた

幻覚を見ていた

描いて行く


6.C&C

作詞:中嶋イッキュウ
作曲:tricot

暗闇、ボーっと、テレビの光浴びて
誰の声も 入らない 頭で
頷くだけ 言葉はすり抜ける
頷くだけ 言葉はすり抜ける

体の一部が無くなった今は
悪い記憶を砂嵐で
必死に感情の音 掻き消した
必死に感情の音

長かった冬が明けた次の日
それはとても晴れていて
カーテンに手をかけて
光に目を細めた君を思い出した

麻酔が解けても現実戻れない
包まれるように頭が重たい
眠りたい、眠れない 眠りたい
眠りたい、眠れない

ホテルの七階の窓の外
君は朝日を逆さに
「見て、朝日が落ちてく」と
泣いてた、泣いて君は堕ちてった


7.おちゃんせんすぅす

作詞:中嶋イッキュウ
作曲:tricot

おちゃんせんすぅす

おちゃんせんすぅす
おちゃんせんすぅす

ha〜a ha〜a
ha-aaa ha-aaa
ha〜a ha〜a
ha-aaa ha-aaa

おちゃんせんすぅす おちゃんせん
おちゃんせんすぅす おちゃんせん
おちゃんせんすぅす おちゃんせん
おちゃんせんすぅす おちゃんせん
おちゃんせんすぅす おちゃんせん
おちゃんせんすぅす おちゃんせん
おちゃんせんすぅす おちゃんせん
おちゃんせんすぅす おちゃんせん

ha-a ha-a
ha-aaa ha-aaa
ha-a ha-a
ha-aaa ha-aaaa〜
ha〜a〜
ha〜a〜
ha〜a〜a〜…

おちゃんせんすぅす
おちゃんせんすぅす

おちゃんせんすぅs...


8.初耳

作詞:中嶋イッキュウ
作曲:tricot

早朝の駅は被害者の風が強い
卑怯だっていい
二つの感覚が作用して
怖くない事 増やしたい
この肌も露命なのさ
わかってよ

消化してくれ、奪われた温度
キレイには片付かないよ

そうして間違ってしまっても
こうして消えなくなってしまう
感覚を認めて
また抜けなくなっても
いいよ 刺して

不安定が欲しい マテなんて要らない
よがった初耳盗まないで

ここから先は確かな君の感触だけを頼りに

本心は口にしないで
このまま空気に飲まれたい
正論をキメないで
ハズしてたって多めにみて

そうして間違ってしまっても
こうして消えなくなってしまう
感覚を認めて
また抜けなくなっても

どうして間違ってしまったの
どうしてやめれない、やめれないで
ひとつだけ確かな侮れない
感覚を認めて

それで いいよ


9.99.974℃

作詞:中嶋イッキュウ
作曲:tricot

「私は少しでも可愛いかい」街は騒ぐの口々に
でもまだ誰にも言わないで秘め事はいつまでもそのままで

丸めた背、歪んだ目、そうやって正しさを教えて
「赤と白を見て」要らないでしょう
あんなのあまりにキレイな抜け殻像
あいまいさ覚えちゃいないよ昨日の事さえ

7度8分の熱が39度を冷やす
お互い様、もうダメだ
猛毒を舐め合って
いえない傷を殺すような
甘い夢の続きへ行こう

あいまいさ覚えちゃいないよ
それでも忘れやしないのさ あの日の事
どうせここに居るなら また踊りましょう

7度8分の熱が39度を冷やす
お互い様、もうダメだ
猛毒を舐め合っていえない傷を殺すような
甘い夢の続きへ行こう

二人で苦しくなっちゃって
空調も乱れきって
助からない 分かってても
少しでも多く記憶したい
体で深く吸い込んで
甘い夢の続きへいこうね


10.タラッタラッタ

作詞:中嶋イッキュウ
作曲:tricot

早く私の動作を解除して
冷えた鼻先で証明したいよ
初期衝動を忘れたくないのに
古くなる事は止められないらしい

消毒して ごめんね少し汚れてしまったよ
もう白くない 白くない私を 纏っているだけの私を

せっかちな温度は脈絡を無視して
怖気付く私に優しい言葉をかけて

消毒して 少し嫌な事を考えた夜は
もう白くない 白くない私を 纏っているだけの私を
―白くない私を ―古くなる…

こんなに寂しい私知らないよ
こんなに苦しい時間知らない
恥ずかしいくらいに解って欲しい
お願い 崩れても良い 得体の知れない感覚 その先も

触れて欲しいよ、溶けてしまうよ、
残酷な温度が、心を奪ってく
このまま私が、消えてしまっても、
あなたから私が、消えてしまっても、
あなたの温度で液体になる私をどうか止めないで
見届けてその時まで


11.CGPP

作詞:中嶋イッキュウ
作曲:tricot

愉快な朝は幕を閉じ 過去に変化する瞬間
気だるい昼の長いこと
正体は未だ不明 爪先が痛む今日は
微熱のふりをして眠っていたい

もっと弱ければ君のそばに置いてくれたかな
済んだ話を今も一人続けている つまらないだけ

溜まった体が項垂れて 夜に変わるソファーの上
4杯目のブラック
情報を垂れ流すスクリーン
積み上がる 読み終えた夢のエピソード

あたしはもう電池切れだ
題名のない鼻歌壊してくれ

もっと砕ければ君のそばも怖くなかったかな
終わった話を今も一人巡らせるしつこいな

あぁ なんだかな あぁ なんだかな
ずっと夢を見ていたコバルトブルーも
叶わないまま
あの素晴らしい日々は
終わってしまったんだ


12.Swimmer

作詞:中嶋イッキュウ
作曲:tricot

天井の染みは 朝に現れ夜に消える
嵩張った憂鬱と共に広がって行くよう
昨夜見た夢は 現実だったのかなぁ
膨らんだ染みを 見つめては眠り落ちる
僕を

笑うなら笑えよ 君にはわかるまいさ
君の欲しいものと 僕が手に入れたいものはいつも違っていた

明日で全てを 終わりにしようと
白い空に浮かんだ 靄が消えるのを見ていた

長かった夜を 越えて来た朝は
途方に暮れてた 僕をさらって宇宙に放った
さぁ今僕は自由さ

笑うなら笑えよ 君にはわからないだろう
君が欲しがってたものにはもう何の価値もないな
僕は笑うよ 君なんかより上手に行きてゆく
今の僕に間違いなく君は勝てない
間違いなく誰も勝てない

天井の染みは ある朝なくなってた


13.おやすみ

作詞:中嶋イッキュウ
作曲:tricot

いつだって列車は ちょっとも待ってはくれない
大人になりたい私も まだ少女で居たい私も
構いはしない

時刻表には記載されない 月への列車が来ると聞いて
いつものエナメル肩から離しはしなかったの

時が過ぎ和らいで
洗いざらい話せたって

幻の駅には 取り残されている
魔法があるのよ 明日からは
いつもとは違う景色が見れるから
今日はもう おやすみ

秘密基地に託した パスワードを掘り当てて
感覚さえ取り戻せたら 可能性は薄れたりなんかしない
あの月へゆける

幻の駅には 残されている
魔法があるのよ 貴方だけに
こんな時間に起きてちゃ
ほらまた泣くでしょう?
今日はもう、おやすみ

いつだって列車はちょっとも 待ってはくれなかったけど
また明日、お休み