ハナノイロ

nano.RIPE ハナノイロ歌詞
1.ハナノイロ

作詞:きみコ
作曲:きみコ

淚の雨が頰をたたくたびに美しく

くだらないルールから
はみ出せずに泣いていた
ぼやけすぎた未來地圖
すり減ったココロを
埋めたくて集めた
要らないモノばかり

バイバイ あの愛しき日々は
戾りはしないから
開いてゆく 小さな閉じたココロが
夜の隅で靜かに
色付いてく もっと深く優しく
朝の光を受けて
淚の雨が頰をたたくたびに美しく

だれかの明日をただ憂えたり嘆いたり
することが優しさなら
すり減ったココロは思うよりも簡單に
埋められやしないかな

何回だって間違えるけど
終わりはしないなら
笑ってたいな

閉じてゆく ずっと隱してた傷が
夜の隅で靜かに
繫がってく いつかはぐれたすべてが
朝の光を受けて
開いてゆく 小さな閉じたココロが
夜の隅で靜かに
色付いてく もっと深く優しく
朝の光を受けて
近付いてく 何度となく夜を越え
昨日より空の方へ
たまに枯れながら
そうしてまた光に目を細め深く呼吸をして
淚の雨が頰をたたくたびに美しく


2.バーチャルボーイ

作詞:きみコ
作曲:きみコ

時計の針を眺め眠れずに朝を待つ
もしもぼくが鳥のように飛べたなら

きみが好きなあの子にもう少し似ていたら
目を閉じて思い通りの世界へ

妄想ばっかしてるんだって頭の中でもう
何万回も流れた贅沢なストーリー
どうせちょっとはみ出してんだリアルな世界では
会いたいなんて言えないよ もう

時計の針を戻す
鳥のように空を飛ぶ
思うままに姿形を変える

難しい顔して考え込んでも わからないことなどなくならないでしょ
思えば思うほど近付く仕組みだ それならぼくは

妄想だって消えないように温めておくよ
想像の末リアルになるんでしょう?
もうどうなってこうなるんだって経緯は知らないけど
会いたいなって思えばいいんでしょう?

思えばいいんでしょう?


3.花残り月

作詞:きみコ
作曲:佐々木淳

古びたコトバ繰り返しつぶやいてみる
伸ばしたままの爪痕はほら消えないよ

探し物なら見つかるように置いてくよ
少しずつ変わるでしょう 街の色と共に

旅慣れないぼくの両手は
つまらない荷物でうまく手も振れないけど

遠く離れた空へと向かうよ 隠しても隠せない弱さに
春の風は優しくそれでいて強く 花びらヒトツ宙に舞う

並んだきみがいつものように笑うから
迷わないふりをした きっときみもそうでしょう

さよならはまだ歌わない コトバに変わらない
想いは深くにしまいこんで

遠く遠く離れた空へと向かうよ 失くしたり手にしたりしながら
ヒトリきりではないけどフタリでもないから
届かない夜もあるだろうけど

ぼくが残した花びらに書いた不確かな未来の行方は
だれが知るでもないけど伝えられないけど
忘れることもないだろう

そして遠く離れた空へと向かうよ 隠しても隠せない弱さなら
春の風に溶かしてぼくごと溶かして 流されるままに泣くよ

春の風は優しくそれでいて強く 花びらヒトツ宙に舞う