1.月に降る雨
作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史
もっとずっと もっとずっとそばに来て
もうそれ以上 うそれ以上見つめないで
同じ道を歩き 同じ景色の中
僕らは違うもの見つめていた
もっとずっと もっとずっとそばにいて
そっと触れて そっと抱いて確かめ合う
違う人を愛し 違う神を信じ
僕らは同じ事考えてた
月に降る雨 音も無く降りしきる
さまよう君の 足音が響くだけ
何度でも 何度でも 君が欲しい
もうこれ以上 もうこれ以上近づけない
違う道を歩き 違う雨に打たれ
僕らはこの夜にたどり着いた
月に吹く風 音も無く吹き荒ぶ
さまよう僕の 足跡は消えてゆく
月に降る雨 音も無く降りしきる
さまよう君の 足音が響くだけ
疲れを知らず求める二人
天使の翼ひきちぎるように
砂漠に落ちる彗星のように
声を忘れたカナリアのように
鎖が切れたロザリオのように
道に迷ったミツバチのように
何度も愛を求める二人
出口を求めるマグマのように
車輪がとれた機関車のように
夜にしがみつく夕陽のように
グラスに溺れる羽アリのように
油が切れた歯車のように
2.不自由な運命の中で
作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史
黒いインクで 塗り潰した街に
何度も君は空の色を塗る
愛されぬまま 育つ幼子のように
唇に微笑み隠した 目蓋閉じれば
二人だけ残して 音も立てずに
世界は滅びる
5つ数えて切れた 電話だけが
ただいつまでも リアルに響く
はぐれないように二人は
震える胸を抱き寄せる
生きることも やめることも
不自由な運命の中で
吸い殻色に 塗り潰した街で
今夜も君は空を切り刻む 涙がにじむ
君の眼差しの中に 逆さまの月が浮んだ
はぐれないように二人は
強く唇を寄せ合う
走ることも やめることも
不自由な運命の中で
踊ってたって 誰も
満たされない週末
祈ってたって 誰も
救われない現実 僕らは愛を求め
そして愛に迷う 傷跡だけを背に
いくつも刻みつけて
はぐれないように二人は
震える胸を抱き寄せる
生きることも やめることも
不自由な運命の中で
はぐれないように二人は
強く唇を寄せ合う
走ることも やめることも
不自由な運命の中で
はぐれないように二人は
震える胸を抱き寄せる
生きることも やめることも
不自由な運命の中
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