太陽の下

REMIOROMEN( レミオロメン ) 太陽の下歌詞
1.チャイム

作詞:藤巻亮太
作曲:藤巻亮太

もうどのくらい歩いた
砂浜も風になった
田園に帰る畦道
真昼の夢消えてった

お願いだよサンシャイン
見えない魔法でここから
僕らのことを導いて

風になろう 日だまりに行こう
水が飲みたくて乾いた空の声
それはきっと僕たちの
心のチャイム
あれもイヤ それじゃ進まない
喜びのままにでっかく伸びる雲
今がきっと未来への
始まりのチャイム

倉庫の裏に忘れた
おもちゃのピストル錆びた
あの日に帰る草むら
当たりクジは舐めきった

待ってくれよサンシャイン
解けない魔法でいつまでも
僕らのこと照らして

走り回る 溶けるキャンディー
めいいっぱい投げた軟式が飛んでくよ
いつかきっと僕たちは
壁も越える
その景色 そのグラデーション
爽やかな風が明日を連れてくよ
そしてきっといつまでも
転がり続ける

風になろう 日だまりに行こう
水が飲みたくて乾いた空の声
それはきっと僕たちの
心のチャイム
漂う予感そのまま
実体もなく時代がここにあるよ
そして耳を澄ませたら
聴こえるよチャイム


2.蜃気楼

作詞:藤巻亮太
作曲:藤巻亮太

真っ直ぐに伸びた高圧線が空を切り取って
龍の巣の様な入道雲がそれを横切った
退屈に縛られた太陽は夏の日差し
迷走の足跡から伸びる影法師

ねえこの際だから単調に染め上げて

そよ風が涼しくてほら 夏の午後 風鈴が鳴いたんだ
光が眩しくて 只 君の影 足でなぞるんだ
そこに流れるのは何? 永遠なら夏の蜃気楼
全てを欲しがる事で この時を埋めてしまいたい

東名に伸びた渋滞の列が熱を張り上げて
休符の様な鳥の群れがそれを追い越した
マンネリに侵された太陽は夏の日差し
何時だって目的地は白線の外さ

ねえこの際だから単純に染め上げて

雷の音がして ほら 夏の午後 影が近づいた
夢の続きのふりして 遠くの空 宇宙が広がった
そこに流れるのは何? 永遠なら夏の蜃気楼
何も求めない事で この時を埋めてしまいたい

君の香りがして ほら
宇宙が広がって 只

そよ風が涼しくてほら 夏の午後 風鈴が鳴いたんだ
光が眩しくて 只 君の影 足でなぞるんだ
そこに流れるのは何? 永遠なら夏の蜃気楼
全てを欲しがる事で この時を埋めてしまいたい


3.電話

作詞:藤巻亮太
作曲:藤巻亮太

こんなに暑い日が続いてる
元気でいるかい? 心配さ
僕は相変わらずだよ

受話器越しになると照れるけど
そりゃ一緒がいい 当たり前さ
思うほど上手くいかないけど

遠く遠く 離れ離れ
電話切れない夜もある

闇深く心細く それでも光射し
泣いたり笑ったりさ
別の街に暮らす君よ
寄り添ってやれないが 僕はここにいる

空梅雨の割には早い台風
そっちもそうだろ?嫌な天気さ
ちょっぴり寂しくもなるね

夜は 床もドアも壁も
抱えきれないほど広い

風強く 窓が揺れる
受話器でつながって
寝るまで話そうよ
別の街に暮らす君よ
わかっていてほしい
僕らはひとりじゃない

天気予報も 違うくらい 離れてしまったね
まだまだ 暑い日が 続くみたいだよ

晴れ渡り雨少なく それでも潤って
泣いたり笑ったりさ
別の街に暮らす君よ
寄り添ってやれないが
僕はここにいる


4.太陽の下

作詞:藤巻亮太
作曲:藤巻亮太

ぼんやり日が落ちて 輝く星 太陽の贈り物
曖昧な地平線
その向こうでも人は営んでる
恋をしたりして 涙流したりして
音楽にのせて 地球で踊るんだ

笑って心開いたら
あなたの事好きになった
一巡り太陽の下で
深い眠りから覚めたら
もう少し素直に生きたいよ
だってあなたに会いたいから

時々僕たちは 只々続く日々に 嫌気がさし
遠くのランドマーク
細い目をして見上げ過ごしている
焦ったりして 取り残されたりして
朝が来るたびに 夢から覚めるんだ
無くした心の隙間に
あなたの笑顔が広がって
音もなく涙こぼれたんだ
深い悲しみの海では
どんな歌さえ響かないよ
もしもあなたに会えないなら
風の中で落とし物した
花火の上に月明かりがぽっかり空いた
僕らはただ それを見上げていた

笑って心開いたら
あなたの事好きになった
一巡り太陽の下で
深い眠りから覚めたら
もう少し素直に生きたいよ
だってあなたに会いたいから

輝く太陽の下で
僕らは素直に生きれるさ
そしてあなたに会いに行くから