Parade

Plastic Tree( 塑膠樹 ) Parade歌詞
1.エーテル


2.ロケット

作詞:Ryutaro
作曲:Tadashi

同じ夢ばかり見る僕は今日もまた2時間しか眠れない
胸の奥までベルが鳴るから たまには出掛けてみよう
僕の手に聖書はないから公園で希望を空に祈る
衛生的な青すぎる空 そして遠すぎる僕
君と暑さのせい 僕の血は濃くなって
ネジが回りだしてとても泣きたくなる

このまま眼を閉じ 空を昇り 願いもこえていく
光に埋もれるまでずっと眺めてて

鳴かないカラスの群れはまるで電線の五線譜で音符みたい
メロディーをなぞる僕を置いて音もなく飛んでいく
言葉ならいくつも胸につまってるけど
声にならないまま いつか あふれだして

どこまでも高く昇りつめて 青より碧い中
真夏にあえぐ僕は潜り込んでいく

君と暑さのせい 僕の血は濃くなって
ネジが回りだしてとても泣きたくなる

このまま眼を閉じ 空を昇り 願いもこえていく
光に埋もれながら離れていく
「そこから、、、ねぇ、まだ僕の事が君に見えていますか?」
ほら 宇宙のはてまで すいこまれて
やがて いつか 消えてく―――――。

目を開けた。色あせた世界に僕はいた。
空を見た。希望はまた帰ってきた。


3.スライド.

(Ver.2.0)
作詞:Ryutaro
作曲:Tadashi

ミルクを飲んでフラフラの僕は
空気のような空想を描く
黒いトンネルに吸いこまれてく
うんざりするほど永遠にずっと

爪を噛んで数を数えて
窓を開けて 僕は終わりをまってる

スライドしてく景色のスピードが
はやくなって僕は立ちつくして
悲しまない明日を願うけど
より深い青に世界を塗りかえてく、きっと―――。

針のような三日月の夜に
ゆううつな僕の影を見つけた
追いかけないように釘づけにしたい
新しい僕の傷口を 見て

なんでまた泣いているんだろ?
痛みにだけ僕は素直になってる

スライドしてく景色が止まったら
こわれてく未来を感じてた
目も眩む白い朝が来て
見えなくなるから何もなかったみたいに、きっと―――。

爪を噛んで数を数えて 終わりの日をまってる
そして いつか窓の向こうで君が笑いながら
僕に手を振るんだ

スライドしてく景色のスピードが
はやくなって僕は立ちつくして
悲しまない明日を願うけど
より深い青に世界を塗りかえてく、きっと―――。


4.少女狂想

作詞:竜太朗
作曲:Tadashi

めちゃくちゃな詩を書いて
狂ったみたいに唄って
関節でギリギリと
下手なバイオリンを弾く
グンニャリしている骨じゃ
思想なんて生れないの

バラバラにちらばって
あたしはテーブルの下
そこからテレビ見て
いろんな事をチェック
チェック チェック

「ポケットの中には〜」って
むかし聞いた唄のとおり
ビスケットならここで
きっと増えつづけてるの
だからきっとあたし
カルシウム不足じゃないわ

バラバラにちらばって
あたしはテーブルの下
そこからテレビ見て
いろんな事を見てるのよ

なぜ なぜ 手がとれるの?
なぜ なぜ 足がないの?
なぜ なぜ 笑ってるの?
なぜ なぜ あたし……いるの?
「………。」(発狂)

バラバラにちらばって
あたしはテーブルの下
そこからテレビを見て
いろんな事をチェック
チェック チェック
バラバラにちらばって
あたしはテーブルの下
ちらかり放題で ちらかり放題で
アハハハハハハ


5.ベランダ.

(Ver.1.0)
作詞:Ryutaro
作曲:Tadashi

オレンジに汚される雲
風はそれを掃除してた
ベランダには眺める僕
意味もなく寂しさにノック

明日、届く花は
どんな色に咲くの?

いつまでも陽だまりに留まったまま
君が来るまで、ずっと待ってるから。

コウモリは街灯で迷い
おかしな放物線を描く

空は悲しいほど
衰弱していくよ。

いつまでも陽だまりに留まったまま
君が来るまで、ずっと待ってるから。
明日、届く花はどんな色に咲くの?

いつまでも陽だまりに留まったまま
君が来るまで、ずっと待ってるから。

もしも、いつか 朽ち果てたらこのベランダに、
ちいさくて白い花が咲くでしょう―。

「待ってる。」


6.空白の日

作詞:竜太郎
作曲:竜太郎

例えば
晴れた朝に神様が迷子で
みんなが狂ったら
記念写真を撮ろう
ビルの屋上で大好きな君と

声は届かないまま
悲しい唄へと変わるよ

例えば
上手に笑う僕を見て君が
もしも泣いたなら
赤・青・いろんな色
指のすきまから心が流れた

声は届かないまま
悲しい唄へと変わるよ
胸に刺さってたトゲなら
抜いたはずなのに
まだ痛いんだ

いつか、 カラッポの僕の中から
嫌いな自分までいなくなったら
僕には何が残っているんだろ?
両手をただ眺めてた

声は届かないまま
悲しい唄へと変わるよ
胸に刺さってたトゲなら
抜いたはずなのに
まだ痛いから、歌った
歌った―。

「例えば……」っていう言葉で
未来を思い描いている僕です。


7.十字路

作詞:竜太朗
作曲:竜太朗

首のない猫は
十字路でウロウロ
まっ赤な目で見た
まっ赤な目で

兵隊さんの列は
きれいに並んでます
まっ赤な目で見た
まっ赤な目で

こんな、
こんなさびしい情景を
僕を乗せてバスが走るよ

こんな、
こんなさびしい情景を
僕を乗せてバスは走るよ
とおい空でピストルが鳴った
ずっとずっとバスは、走る―。

「今日も僕は病んで公園を目指します。
窓の外を見てスケッチをしながら(笑)
まっ赤な目で、僕はまっ赤な目で。」


8.トレモロ

(Ver.2.0)
作詞:Ryutaro
作曲:Ryutaro

腐乱した雲がながれた
僕はひとり、思慮の森
甘い空気のどに絡みついて喘いだ
螺旋の階段 おちていく君の血が流れたら
まるで透明で綺麗だから泣いた

胸のピアノは高い音で
鳴り響いて君が居なくなる

不安を綴ってた夢のくずを羊が食べた
くるった形の誰かが手を振った
悲観的な未来だけを僕が求めたなんて
彼はやっぱり嘘つきみたいなんだ

明日は何か見えるかな?
詩を書くのも、もう止めなくちゃ

時計がまわりだして
スピードが速く速くなって
昨日から、ずっと遠く遠く変わる
僕を笑って

時計がまわりだして
スピードが速く速くなって
昨日から、ずっと遠く遠く変わる
僕は――――。

君から僕はどれくらい離れてしまうのかな?
冷たい風が気持ち良く、僕のほほに刺さった

ただ僕だけ変わった
ただ変わって―――。


9.睡眠薬


10.bloom


11.Sink(Ver.2.0)

作詞:竜太朗
作曲:Tadashi

何も知らない僕はいつか眠りつづけるから
誰も届かない夢の中で溺れて君の側へ沈んで

ねぇ 僕は夜のはじっこに居て
もう 君がうまく見えないよ
どこにかくれているの? 欠けた月の裏かな?
またたく星の音が耳をふさぎ
世界が止まった

何も知らない僕はいつか眠りつづけるから
誰も届かない夢の中で溺れて君の側へ沈んで

ねぇ 夜の粒子状の闇が
そう 静かにただ空気をそめるよ
君がこぼす言葉が胸でコトコト響く
涙みたいに僕の肺の中に水があふれた

悲しみにさえ手を伸ばして君を探すけれど
迷子のように僕らはまた離れて痛みだけが残って

「赤い月をずっとながめた。それだけでなんで泣くんだろう?
僕は消えたくなる。」

何も知らない僕はいつか眠りつづけるから
誰も届かない夢の中で溺れて
時間にさらされ悲しみは全部流れてしまうから
笑顔も泣き顔も多分僕らは忘れるから

どこまでも君の側へ
僕は沈んで 沈んで 沈んで 沈んで
「バイバイ。」


12.そしてパレードは続く

作詞:竜太朗
作曲:Tadashi

またひとつお話おわり
暇き人へ手を振りあいさつ
日が落ちてなくなる前に
斜陽の中
おわかれをしよう

最後に笑ったら
僕はもう仕度は出来てるから
いつでも出掛けられるよ

窓の外ではいつかパレードが通り
眺めるだけの僕を遠く連れてく

輪を描くさみしき鳥は
いつまでもワルツをおどる

なにもないまま
日曜日の幕はそっと下りて
あくびで視界がにじめば

窓の外ではいつかパレードが通り
眺めるだけの僕を遠く連れてく

それとも全ては、
はじめからおぼろな夢ですか?
なら このまま覚めないままで―。

窓の外ではいつかパレードが通り
眺めるだけの僕を遠く連れてく
閉ざされていたドアを開けたなら
すぐに
どこまでも行こう

そしてパレードは続く―。