1.・-Introduction-
2.UZU-MAKI
作詞:KOTOKO
作曲:高瀬一矢
見える…
縦横に蠢いた無数の渦が
まばたきの間に消える
見えない…
堂々回りだった昨日のように
せめぎ合う百色空洞
―そんな事言ってない! 解るでしょう?
君が心許せるだた無二の人―
―信じてる…信じてる…
だってあんなにも心砕いた…―
終わらない 後悔の羅列
波紋状の亀裂 殺した嗚咽
うねりを呼びまた新しい光の粒が生まれる
二秒後の破滅 取り戻す優越
鬱いだ情熱
そこを抜ける次の瞬間は痛みも忘れて…
眠る…
漏電して焦げた目のスイッチを切り
安らかな沈黙 落ちる
―どうして? 世界の裏側へ来たように
状況は寸分隔て変わってゆくの?―
―わかんない…わかんない!
だってあなたとも他人―
交互に押し寄せる 絶望の彼方
安息の肩
飛び下りる片足が宙へと舞う瞬間 女神の指が現れ
怖いもの見たさ 手を引くのはあなた
臆病の性
未来を知る予言者など妄想の幻
―無駄だって解ってるから困らせない
そうして言葉飲込むのいけない事?―
聞こえない… 聞こえていないと泣叫び
怒りぶち撒いたその後に
後悔の羅列 波紋状の亀裂
殺した嗚咽 うねりを呼びまた新しい光の粒が生まれる
絶望の彼方 安息の肩
飛び下りる片足が宙へと舞う瞬間 女神の指が現れ
怖いもの見たさ 手を引くのはあなた
臆病の性
未来を知る予言者など妄想の幻
3.サイダー
作詞:KOTOKO
作曲:KOTOKO
ずっとほろ苦い想い出 瓶の中
閉じ込められた泡のよう
“越えられる…”
幼い手で箱に全部詰め
暖かい部屋に置いて来た
本当の気持ちはぎゅっと結んだ唇の奥
小さく折り畳んだ
理屈は全て解ってたけれど飲み込めないから
黙って睨みつけた
溶けた氷が挫けてカラリ音たてる
静寂がこぼれ落ち涙溢れだす
ずっと飛び立つ日をそこで待っていた
あなたの大きな手から
平行線
分かってたよ あの日の言葉
正しくて悔しかっただけなの
小さな箱は窮屈過ぎて行き場求めて
穴を探していた
約束よりも夢が欲しいと手を振り払う
首輪も引きちぎった
時は物置きの隅おき忘れたサイダー
幼くて切なくて胸を締め付ける
ずっと変われなくて独り立ってるよ
少女のあの日のままで
これ以上心配などかけないつもりが
風邪をひいたよなんて呟いてた
猫が通せんぼをして帰れず泣いた日も
バカだねと抱きしめて愛をくれた人
ずっと喧嘩したあの日も持っていた
「本当は大好き」の文字
いつまでも顔を見ると言えそうにないけど
届けられるといいな
“ありがとう”
4.春
作詞:KOTOKO
作曲:KOTOKO
古い木目の隙間に
春の風ふと迷いこんだ
窓を開けるには少し早すぎて
くしゃみ一つ点を打つ
二人のため 行くと決めた
この部屋残して
まぁるくなった埃たち
きらきらと舞い立つよ
旅立つ背中見送る想い出のように
じゃあね、
ずっときっと君は元気でいて
二人違う場所へ向うための握手
雪はすぐに溶けて暖かくなるから
ほどけない指の温もり
いつか忘れるよね? 嗚呼…
枯れた小枝のざわめき
君の笑顔が消えて行った
時は残酷な手紙
避けられない三叉路に舞い降りた
君のため…と、夢のため…と、優しすぎたから
深い場所で裂けてゆく痛みさえ気付かずに
悲しいの言葉 それさえも空に消えてた
今度はきっと自分のため生きて欲しい
泣いてもいいよ 全て君の時間だから
淋しい時は思い出して このメロディ
君が好きだった自分勝手我侭な天使は
明日も歌うよ…
-言葉少なな君と争う声 もう聴こえない もう聴こえない-
二人間違いだらけ 三月のふきのとう
雪に振られ蒼い体も凍らせる
なのに春を待ちわびる心消せない
いつか晴れた空のような笑顔に会えるよね?
陽だまりの中で…
5.車窓の調べ
作詞:KOTOKO
作曲:KOTOKO
波のおしゃべりと消えた
仲間達と寄り添った日々は風より早く
仕方ないさとつぶやいた
大人を装おう不器用な笑顔
秋の車窓にしがみつく夏の虫
恋しいよ
どんな時も僕ら冗談ばかりで
本当の気持ち隠し合ったけど
翼雲より高く早く遠く
アクセルを踏み込む
海を染める夕日
追い付くまで落ちないで
かばい合う毎日とか噂話だらけ
キミの夢はおいてけぼり
それでいいの?とたしなめた
優しい言葉に耳をふさぎ
言い訳ばかりが上手くなっていた
恋しいね
弱虫ばっかが相乗りしてた
涙も乾かすような眩しい真夏の窓辺
はぐれ雲にはきっと
群れじゃ見えない景色が待ってるんだろう
確かにあった声と歪む笑顔
温もりは信じられる
翼雲より高く早く遠く
いつかの空探そう
想い出は窓から頬をなでて 過ぎる風
新しい空に会い風の匂い変わって行っても
ずっと忘れはしない…
便りはいつの日かまた出逢う
僕に宛てた優しい夏の調べ
6.月夜の舞踏会
作詞:KOTOKO
作曲:高瀬一矢
月と星を飾って君を招いて my cony
小さなドアを開けたら夜のparty そうさ 全部君のもの
誰にも見られない秘密の庭で朝が来るまで話そうよ
今夜は月だけが見てる舞踏会
たくさん泣いた夜はうさぎになった夢を見るの
毛布を抱いて 小さくまるまって眠るの…
ケンカはしたくないのに会うと何故か切なくって
君の心 強く叩いてみる
この気持ちが何なのか
確かめたいよ
手ほどきはマリア様でも解らない
月を髪に飾って今すぐ会いに行く my honey
胸に溢れた思いは 闇を越え pirouette ずっと止まらない
答えは二人の中にあるなら 朝が来るまで話そうよ
今夜も眠れない月が見てるから
言いたい言葉は常に満天の星のようで
頭使って君に贈ってみる
傷つけないようにと手を震わせて
落とした物のほうが多い…悲しいね
星の距離を計って 君に降らす愛 so many
引力に引き込まれて 闇を通り抜け secret 見つけだす
会えない時間に負けたりしない強い絆は
この宇宙の向こうに眠ると信じて手を伸ばそう
目を閉じれば二人はまぁるい地球で
無器用にステップを踏むエトワール
星の距離を計って 君に降らす愛 so many
引力に引き込まれて 闇を通り抜け secret
月と星を飾って君を招いて my cony
小さなドアを開けたら夜のparty そうさ 全部君のもの
誰にも見られない秘密の庭で 朝が来るまで話そうよ
今夜は月も溶けて行く舞踏会
7.海豚
作詞:KOTOKO
作曲:KOTOKO
一秒ごと深くなる暗闇に 身を潜め
どうしても許せない言葉 書いて破り捨て
昔からそうだった… 哀しい時に泣けない
凍り付いたように孤独と手を繋いでみる
憐れんだりしないで
痛いと感じているだけマシよ
想像なんてしないで
分かるはずもない
悩んで… 居なくなればいいと思った
大事な人さえ
混沌の渦へ
理想は宙に描いた大きなオール
見えない海 まだ目指してる
一秒後には息さえしてないかもしれない
未来など誰にも分からないと笑うだけ
悔しいよ まだ出来る事があるはずなのに
同じとこ擦り切れるまでなぞってるだけ
もがいたりしないで
どうせ息など長く持たない
水の底はいいよ
流れに身を任せ
壊して… 動かなくていいと思った
こんな時間なら
根源の谷へ
荒れ果てた道はずっと続いてく
海底を越え その奥へ
叫んで… 傷付けばいいと思った
大事なものさえ
混沌の渦へ
沈みかけたボートなんていらない
どこまでもほら 泳げるさ
8.秋爽
作詞:KOTOKO
作曲:C,G mix
運命と信じた熱い空の下で
痛いほど抱き合って潮騒も焦がした
一瞬目が眩んで揺れた陽炎たち
波音数える君が遠くに見えた
ああ 眩しすぎた風景はきっと
幻さとつぶやく秋蝉(あき)の声
波間に消えた想い出は君と
今もどこかで生きていますか?
言葉少なに去っていった肩を
季節外れの雨が叩き続けた
ずっとこのままで…と 言葉遮(さえぎ)った
困ったような横顔 冷やし撫でる海風
夕日が切り取った砂の足跡たち
一つずつさらわれ あの夏も消えてった
ねぇ君は何を忘れられるの?
高くて遠すぎる秋爽(あき)の空
ひとり訪ねた十月の海辺
凪いだ水面に季節(とき)を感じた
何も言えずにぼぅっと立ち尽くした
親指の砂は今も切なくきしむよ
人影消えた渚へもきっと
また新しい季節が巡る
秋冷の風が通り過ぎる前に
言いそびれていたサヨナラ波へ返すよ
9.縁どりの世界
作詞:KOTOKO
作曲:KOTOKO
どうでもいい事ばかりを考えてたら
どうでもいい事ばかりになった
あぁ 何故にここに生まれて来たんだろう?
大切な人を見つけた日から
大切なモノばかりになった
もう何も手放したくはない
きっとわがままでも涸れた声で叫び続けたい
あなたの傘になり強い雨も陽射しに変えて照らしたい
逆さまの世界 行ったり来たりを繰り返して
見つけたはずの光落とす
永遠なんて言葉は言わなくていい
ずっと憧れてたいだけ 今は
出逢いはいつでも突然すぎて
装おう事も忘れちゃうよ
あぁ 何故に君は笑っていられるの?
忘れてゆくもの 忘れないもの
いつしか君は消えなくなった
もういいや… 代わりもいらないよ
知ってしまう事が怖い朝も 目を背けられない
閉じない目蓋から落ちた涙
君がすくってくれたから
縁どりの世界 これが真実だと祈って
確かな痛みを探してる
人さし指で消えてく言葉の残像
ずっと覚えていたいだけ
急かされるように記憶をひとつ破った
与えられる新しい朝だけを信じて…
縁どりの世界 ここは夢の中と言われて
手足も自由に海へ泳ぐ
呼吸が上手く出来ずに浮かぶ現実
悲しいね 夢見ていたいだけなのに
逆さまの世界 行ったり来たりを繰り返して
見つけたはずの光落とす
永遠なんて言葉は言わなくていい
そっと触れていて欲しいだけ 今だけ
―触れてたいよ― ずっと…
10.楓の道、ギターの奏でる丘で
作詞:KOTOKO
作曲:KOTOKO
吾木香の小さな頭が揺れて
もうサヨナラだよって言ってる
ソーダの瓶が横たわる歩道
懐かしい手紙を昨日見つけたよ
下っ手くそな文字くすんでた
夏はいつも駆け足
どうしようもなく痛い
筋雲が千切れたら君に会えるかな?
少しずれた時計の針を戻したいと初めて思った
“もう泣かないで”君が願うから
平気なふりをしているんだよ…
人に言えないような不実を選んだ
どうしてあの日は笑えてた?
ソーダの瓶は土にまみれた
恥ずかしい気持ちが 夕空を埋める
今度は間違わず愛せるかな?
いつか弾いたコードが落ちかけた葉を揺らす
連絡が途切れたら君は焦るかな?
試す余裕はカケラほどもないくせに家を飛び出した
“恋しています”伝えられなくって
楓の道ひとりきり
悔しくって 切なくって 八つ当たって 恋しくって
夕暮れが許せなくて…………
筋雲が千切れたら君に会えるかな?
あの日触れた優しい瞳は迷う背を押し出してくれた
“頑張らないで”君が笑うから
飲み込んだはずの涙こぼれ
季節の巡る音が哀しいよ
少しずれた時計の針を戻したいと初めて思った
“もう泣かないで…”君が願うから
平気なふりをしているだけ…
11.being
作詞:KOTOKO
作曲:KOTOKO
高鳴る鼓動 触れあう現世(いま)選んで
進め 時の果てへ
ぽつり虚空の夜につぶやいた
「また、明日ね」って言葉
燃え巡り照らす太陽のような
強さと永遠に焦がれた
たったひとつ残せるなら
存在を抱いた この瞬間の笑顔を
ただひとつ守るべきは 君の未来
刹那 揺れて軋むこの世を選んで
ずっと運命の地を翔る
芽生え始めた炎 胸に秘め
今世(いま)を 来世(あす)を 君へ
細めた目の先に浮かんだ
果てしなく広がる空
翼見つけた君の背中が
遠ざかってく幻を見た
そっけなく装うたび
鈍い音で潰されてく何か
それぞれに灯(とも)した色
交差させて
かけがえのない君との現世(いま)選んで
ずっと夜に虹を架ける
確かめあった強さ 時間(とき)に変え
空を 海を 越える
高鳴る鼓動 触れあう現世(いま)選んで
きっと運命の理(り)に生きる
いつか消え行く炎 願いに変え
夢を 来世(あす)を 君へ…
空を 海を 越えて…
12.Goodbye Dear
作詞:KOTOKO
作曲:KOTOKO
疲れたような陰りを見せる太陽
じゃあもういいよ
今日の日の涙あずけて
君にgoodbye day
ひなげしの咲くこの場所を教えてくれた
ひたむきなあの瞳はもうない
goodbye day goodbye dear
goodbye... 一人きりの明日へ
goodbye day goodbye dear
goodbye... もう泣かない
約束さ goodbye day
退屈な日曜 ふいに呼び出す
存在大きくなった
理屈って誰にも解らない
恋のhappy days
与えられた時間
刹那と知らず通り過ぎた
僕たちは先を急ぐ太陽
goodbye day goodbye dear
goodbye... 火照った鼓動合わせて
goodbye day goodbye dear
生命に触れてた
あの日々へgoodbye day
ひなげしのような細い体にもたれてた
儚くて強い声は聴こえない
goodbye day goodbye dear
goodbye... 空は何を見てるの?
goodbye day goodbye dear
goodbye... 今は何も欲しくない
だから、ねぇ 幻でもいい 会いたい…
もう一度
goodbye day goodbye dear
goodbye... もう言わない
サヨナラさ goodbye dear
goodbye day... goodbye day...
約束さ goodbye day
13.雪華の神話-in X'mas mix-
作詞:KOTOKO
作曲:高瀬一矢
白い地平線を揺らす
じゃれた天使達が手を繋ぎあう
空から降って来た銀色宝石
不確かな気持ちを温め確かな記憶に変えてく
去年見た景色が映画のように流れる
雪に祈った 夢なら覚めないで
陽射しに溶けた冬の欠片
いつか形をなくすけど
胸で結んだ絆は 季節めぐっても消えない
離さず固く握った手の強さは
きっと寒さのせいじゃない
風の匂いが変わってく光の中へ進もう
夏を過ぎた日の出逢いは 涙色の街が二人を抱いて
今年もやって来た 天から降りた風
大きく弧を描き ためらう肩と肩ふいに押してく
来年も二人で見に来ようと刻んだ
日付けの文字は何も言わないけど
胸に差し込む光の角度が少しずつ変わっても
あの日見つけた結晶 瞼の奥で消さない
溶かされ流れしみ込む想い出 いつしか緑の葉を揺すり
果てない雲に紛れて 次の季節を待ってる
かざした手の隙間 こぼれて舞う天使が
二度とは来ない時を焼きつけて
陽射しに溶けた冬の欠片
いつか形をなくすけど
胸で結んだ絆は 季節めぐっても消えない
思わず強く握った冷たいこの手は季節の贈り物
風の匂いが変わっても 迷わず何度も出逢おう
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