1.日吉
2.本当は泣きたいクセに
作詞:KAB.
作曲:KAB.
友達の幸せに うなずきながら
「よかったな」と大げさに肩を叩き
今日は朝まで 付き合うよだなんて
飲みかけのビールを 流し込む君
そんな楽しそうにしなくていい
自分の弱さから 目を逸らさずにいて
雨の日も風の日にも 眠れない嵐の夜も
一人になることを怖がってる
失った恋などもう 忘れたんだと笑っては
手当たり次第電話をかけて
ごまかしてる 本当はすごく…泣きたいクセに
笑顔が多いほど 寂しがり屋で
はしゃぐ事ばかりを 考えている
辛さを掻き消すように おどける度に
”君は強い人“と 呼ばれてくの?
悩みを一人抱えなくていい
自分を飾る言葉 選ばずにいて
雨の日も風の日にも 眠れない嵐の夜も
沈んでる時の君の顔は
分かってるよ分かってるよ 帰り道別れた後の
ずっと手を振る 君の姿
胸の痛み 本当はすごく…聞いて欲しいのに
苦しい日も悲しい日も やりきれない気持ちの夜も
さらけ出してよ 僕にくらい
泣いちゃいなよ 僕は横で 見ないふりをしててもいい
溢れる涙を拭わないで
素直になれ 憂鬱の日々が 少しでも 消えて行くように
3.Realize!?
作詞:KAB.
作曲:KAB.
言葉少なに笑った 無邪気な姿見た日から
まるで突然の雨さ 降り出した僕の恋模様
画面の向こう側 小さな胸のふくらみに
鼓動いつもより速く リズム刻み出した
寝グセのまま 独り過ごす休日も
チャンネルを回せばすぐに 幸せが訪れる
逢いたい気持ちが多すぎて
おどける君の笑顔に 気を失いそうになるんだ
それでも もし叶う事なら
秘密の丘の上二人だけの空…抱きしめたい
暗かった僕の部屋に 射し込む一筋の光
いつのまにか見上げてた 空に君が映る
恋はまるで 青空に浮かぶカイト
この手を離れ風に乗り どこまでも昇ってく
逢いたい気持ちが強すぎて
夢心地のままでいる TVの前の1時間
触れたら壊れてしまうような
物こそ大切にしたくなるものさ…賭けてみたい
逢いたいいつだって逢いたい
せめてもう少しだけ 近づけるように
言葉も交わせず遠くから
彼女を見てるわけにはいかない 勇気を出して
もうすぐ思いを告げよう
あえて不器用なままで
4.目黒川
5.ぼくたちの卒業
6.レール
作詞:KAB.
作曲:KAB.
明日の朝9時の電車に乗り
僕はこの街を去っていく
片付いた部屋を出れば恋は
終わりを告げる
初めての争いに戸惑い
ぎこちない空気が流れてた
別れさえ告げないまま時間は
二人を過ぎた
古い小さな駅は僕の目に
慣れすぎていて
自転車に乗りながら 走った線路沿い
菜の花の道 涙こぼした
サヨナラ サヨナラ 僕の街
君を見つけた踏切りの前
サヨナラ サヨナラ 長い髪
風になびかせていた 眩しそうな横顔
コートから長く伸びた足が
冬になるといつも寒そうで
抱きしめるたびに震えていた
笑顔の二人
最後の朝に届いた手紙の
見慣れた文字は
「さん」付けの僕の名前
そうさ、僕の中でも君と同じ過去のものだよ
サヨナラ サヨナラ 僕の恋
遠く離れて笑う強がり
お互い交わる事のない
レールの上を歩き 指切りした約束
サヨナラ サヨナラ 僕の街
下手な化粧と 不器用な指
サヨナラ サヨナラ 窓の外
流れていく景色は 新しい僕の街
7.青空バス
作詞:KAB.
作曲:KAB.
寝坊した朝に 飛び起きて
ボタン掛け違えたまま出かける
雲一つない 空を行く風
疲れた体 通り抜ける
川沿い古いバス停前
ポンコツのシートに滑り込んだ
見慣れた景色 窓に映して
砂利道の上 走り出す
どこかへ連れて行って下さい
バイトを放り投げ 遠くの方へ
本を広げてあくび一つ
優しい日射しが頬を撫でてく午後
居眠りをする 青空バスの中で
隣の席のおばあちゃんは
いつ見ても誰かの マフラーを編み
虹色橋の手前のカーブで
語り出すんだ 恋の話
彼の手紙を握り締めて
無邪気に微笑んでる 女の子も
ネクタイ緩めた おじさんも
子供に手を焼いてる お母さんも
みんな揺られる 青空バスの中で
たくさんの今日を乗せて行く
変わらず白い煙を吐き出して
小さな箱に詰めた想い
この街一番の 眺めを抜けて
ドアが開けばそれぞれ別の場所へ
ガタゴト走る青空バスを降りて…
8.カレーライス
作詞:KAB.
作曲:KAB.
夢を追うだけの日々に わがままもこぼさず
一人きり待っていた 薄陽の射すアパート
一歩ずつ叶えられる 希望に満ちるほど
帰り道遠くなる 君の寝顔まで
すれ違う会話 ぎこちない笑顔
温もりだけを 必死で求めては
真綿のような 恋に甘え続けていた
冷めたカレーライス“サヨナラ”の殴り書きの上
「辛すぎるよ」と繰り返しては 泣きながら笑った
ボロボロのランドセルに 痛みを詰め込んで
ぬくもりをたどってく 夕げの匂いへ
湯気の向こう 母の優しい瞳
わけ
理由など聞かずただ微笑みくれた
今日のつらさも きっと明日には消えると
君のカレーライス あの日のように塩辛く
こんな苦しい結末だって 朝は訪れる
冷めたカレーライス 一人で味わう想い出
後悔の渦 涙の夜も いつかは薄れる
いつかは薄れてく…
9.僕は僕で…。
10.Long Vacation
11.19の夏
作詞:KAB.
作曲:KAB.
恋を知らずにいた二人は 声にならない思いぶつけた
恋を知らずにいた二人は 安心できる場所求めた
急かされるように始めた二人暮し
つぎはぎだらけの日々は
誰もそう、解ってはくれないまま
今も元気にしていますか?
短い髪のまま
一度も好きと言ってくれずに
いざとなると逃げ出した 弱気な君が好きでした
初めて君を抱いた夜に
頬に伝った涙を見た
寄り添い眠る瞳の中
同じ夢は見れやしない
僕の我侭に疲れた君がいつか
心閉ざしてしまっても
気付かずに攻め立てた ひどい奴だろう?
今も元気にしていますか?
小さな背中のまま
最後の言葉 響く鐘の音
涙顔の夕暮れに 二人の影が離れた
今も元気にしていますか?
あの部屋にいますか?
二度と逢えない君だけれど
もしこの歌聴いたなら どこかで笑っていて…
今も二人暮らした 日々はこの胸の中
12.桜並木
作詞:KAB.
作曲:KAB.
色んな始まりを告げる 匂いの風が吹く頃
この道を通るたび 思い出す事があるよ
自転車を押しながら 他愛のない話をした
その時間さえ愛しく思えた 素敵な毎日
桜並木の道で 散ってく花びらが
君と僕の肩の上に 揺れて落ちた
桜並木の道の 色んな思い出も
車の音に消されてく 小さな記憶
恋に恋をするように 君を型にはめようとして
がむしゃらに想いぶつけた 十代の春
初めて口づけた午後は 唇をぶつけただけで
言葉も出て来ないまま 二人顔を寄せ合った
涙ぐむ君の細い肩 抱きしめ方も解らずに
おどけて見せてた公園は 君の匂いがした
でも時が過ぎて 慣れ合いが増えるたび
争う事も出来ずに君を 遠ざけていった
桜並木の道で 呟く悲しみが
流れていく 夕暮れてく 指を解き
桜並木の道で 歩いてる二人を
淋し気に見守る木々は 枝を揺らす
幸せな想い出達は いつしかアルバムの中の
「思い出」に変わってた 十代の恋
舞い散る桜の中 一人立ってみる
今も変わらずあるのは
この花だけじゃないと気付いたよ…
サヨナラを告げた日が ふとよみがえる
あの日も辛いくらい青い空だった
春が訪れるたび 後悔するのが
怖くて目を逸らしていた 今日まで…だけど
始まりの風はまた吹く 一人歩き出そう
13.無口な鳥
作詞:KAB.
作曲:KAB.
僕は夢に破れ背を丸めて
日々をやり過ごすような弱虫さ
淋しさを癒してくれる誰かを
求めていた ネオン街
酔った勢いで殴りつけてた
錆びた看板 細い階段の上で
洩れる光 流行りの歌をくぐり
君の姿 見つけたんだ
俯く瞳に 孤独の空
重ねた手のひらが 偽りだとしても
無口な鳥 篭の中で
僕を包んでいく 真夜中の翼
愚かな恋 白い羽根に
口づける事さえ 許されぬ君に溺れてく…
夜の夢は朝と共に覚める
凍えそうさ一人の寒い部屋
ただ笑顔をくれた君が愛しい
馬鹿げてると 解ってるさ
束ねた髪 掠れる声
出会いと別れとが 刻んだ傷跡
無口な鳥 飾り立てて
誰かの腕の中 今日も踊るのかい?
僕は海の底でもがき
夜空を飛び回る翼へと 憧れる魚
涙の跡 隠したまま
嘆く小鳥 この手を取り
無口な鳥 自由になれ
羽根を閉じた君よ 囀っておくれ
愚かな恋 叶うのなら
透明な篭から 傷付いた羽根で出ておいで
14.生活
作詞:KAB.
作曲:KAB.
涙も枯れそうなほど
たくさんの気持ちを抱えている
何気ない一言にさえ
人は傷付きそして傷付けて
こうして生活は流れていく
たとえ後悔する出来事があったとしても
暮れて行く空 雨上がりの匂い
街の音 錆びた自転車
読みかけの本 解けた靴紐
何一つ 無駄な物はない
冷たいコンクリートに
額をつけたまま目覚めた朝
重たい頭を抱え
人ごみに揉まれて流されても
こうして生活は流れていく
たとえ希望ばかりが 空回り続けても
星のない空 土曜の終電
疲れきった体憂鬱な月光
些細な争い 出て行く足音
何一つ 無駄な物はない
人の裏切り一人迷う日々
泣けない失恋 苛立つ雑踏
皮肉だけれど 何があっても
何一つ 無駄な物はない
皮肉だけれど 何があっても
何一つ 無駄な物はない
こうして生活は流れていく…
15.君の嘘
16.浅草の天使~ロック座の天使~
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