1.愛温計
作詞:aska・goro matsui
作曲:aska
鼓動がひとつになった
寝息を重ねてみた
なにもかもが愛に馴染んでゆく
どちらともなくふたりは
同じ温度になった
無音の中
深く包まれて
薄いインクを拭き取るように
朝がページをめくる
少し冷めかけた体が 愛の温度計る
欲しいものを 欲しいと言える いまは
埋めあえる ここだけは
優しさに離れたり さみしさに向かったり
心はなぜ 生まれ方が違う
いつもここには 二人のままを
伝える言葉がある
僕らは朝に隠れて 愛の温度計る
夢を巡る毛布のなかへ 君を
また迎えに行こうか
それはきっと見えなくて
それはずっと消えなくて
ふたりだけが感じ合える
結び目が ここに在る
いつか僕が話した
あの歌のような空を見てた
はじまりは…
2.birth
作詞:aska・goro matsui
作曲:aska
誰だろう 僕を抱く人は
なんだろう 心を満たすものは
月の光が 一枚の帯のように
約束に向かう夢を 僕は見ていた
dejavu それは水の向こうにある景色
消えた時に気づく 一度きりの懐かしさ
僕はここに来ることを知ってた
透明な糸をたぐり
すべては過去 すべて未来の跡
戻ってゆく 戻ってゆく
約束を交わしたのは
自分によく似た僕だったのかもしれない
dejavu それは消し残してきた景色
からだがちぎれるほど愛した誰かを
ふと思い出せるように
空になれば地や花を忘れて
ほんとうの答えなら
風がいつか生まれ変わる場所も
受け入れよう
愛が愛に抱かれたら 人は人をくりかえす
どうなるのか
わからないとしても
どうするのか
なにも決めないとしても
僕はここに来ることを知っていた
透明な糸をたぐり
空になれば地や花を忘れて
ほんとうの答えなら
風がいつか生まれ変わる場所も
受け入れよう
愛が愛に抱かれたら 僕は僕をくりかえす
3.はじまりはいつも雨
作詞:飛鳥涼
作曲:飛鳥涼
君に逢う日は 不思議なくらい
雨が多くて
水のトンネル くぐるみたいで
しあわせになる
君を愛する度に 愛じゃ足りない気がしてた
君を連れ出す度に 雨が包んだ
君の名前は 優しさくらい
よくあるけれど
呼べば素敵な とても素敵な
名前と気づいた
僕は上手に君を 愛してるかい 愛せてるかい
誰よりも 誰よりも
今夜君のこと誘うから 空を見てた
はじまりはいつも雨 星をよけて
君の景色を 語れるくらい
抱きしめ合って
愛の部品も そろわないのに
ひとつになった
君は本当に僕を 愛してるかい 愛せてるかい
誰よりも 誰よりも
わけもなく君が 消えそうな気持ちになる
失くした恋達の 足跡(あと)をつけて
今夜君のこと誘うから 空を見てた
はじまりはいつも雨
星をよけて ふたり 星をよけて
4.君が愛を語れ
作詞:飛鳥涼
作曲:飛鳥涼
これから僕等は どうなっちゃうんだろう
なんだか大事なこと 伝えられて来たけど
これから僕等は どうなっちゃうんだろう
言葉じゃ愛ばかりを 唱え合って来たけど
聞きとれない愛の歌ばかり 聞かされてた
君のそばで 今日も明日も
君を抱いて いつも眠ろう
すべてが時計回りの中
はじき出された夢の破片で
もしも僕が倒れたならば
君が愛を語れ
僕のこといつも 歩かせてたのは
やっぱり歌じゃなくて 君だったと思う
どうしょうもないくらいの 情けないくらいの
小さな自分のこと 誰もが知った朝
やりきれない愛の歌ばかり 流れていた
君のそばで 今日も明日も
君を抱いて いつも眠ろう
キスをするような気持ちでいい
心の勇気殴りつけて
もしも僕が倒れたならば
君が愛を語れ
誰の胸の中を 通りぬけて行くの
僕等はいつだって 誰の? 誰の?
君のそばで 今日も明日も
君を抱いて いつも眠ろう
いつか寒い五線紙の中
動けなくなる未来を見て
もしも君が倒れたならば
愛が愛を語れ
5.伝わりますか
作詞:飛鳥涼
作曲:飛鳥涼
淡い紅を かるくのせて
想い出追えば 娘にかえる
恋を知れば 夜が長く
街ち人の名を つぶやいた頃
一人のために女は
時を旅して綺麗になる
あなたの腕のつよさは
消えない ぬくもり
今もたどれるものなら もう一度 もう一度
全てを無くす愛なら あなたしかない
愛するくらい 愛されたいと
願う心が 重荷でしたね
恋の色は 夕暮れの空
うす紅に はかなく落ちた
伝わりますか 今夜は
悪い女に なっています
あなたの守る幸せ
消えてくださいな
なりふりかまわぬ恋を もう一度 もう一度
全てを無くす愛なら あなたしかない
さびしい夜は 娘心が
悪戯します
今もたどれるものなら もう一度 もう一度
全てを無くす愛なら あなたしかない
さびしい夜は 娘心が
悪戯します
6.MIDNIGHT 2 CALL
作詞:飛鳥涼
作曲:飛鳥涼
昔の合図に懐かしい声
何があったの 久しぶりだね
こんな時間に涙声
いきなりサビからじゃ わからないよ
歩き疲れて 想い出したの
長い日々だよ 二人離れて Oh Oh
ずるいよ君から 去ったくせに
こんな時だけ呼び出して
少し大人になった僕と
あのころのままの君がいる
ほこりをかぶった君の写真
動かせないまま いたんだ
今でも愛してるっていうわけじゃなく
ただ気づかなかっただけ 本当さ
今夜は少し 暖かいから
やさしい風に 一人お帰り Oh Oh
ずるいよ君から 去ったくせに
こんな時だけ呼び出して
今夜は無理だと言いながら
片手は上着をつかんでた
今夜は無理だと言いながら
片手は上着をつかんでた
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