1.堪忍袋の緒を切るぞ
作詞:小金井一正
作曲:中島慎二
あんた今夜も 唄って飲んで
どこで極楽 お祭り騒ぎ
おんな盛りを 野放ししたらァ…
浮気するから しちゃうから
淋しいよ… 遊んでよ
情なし 碌でなし
愚図六 宿六 ヤイ! 亭主
堪忍袋の 堪忍袋の 緒を切るぞ
惚れたはれたと あたしの尻を
安い文句で 追いかけ廻し
釣った女房にゃ 餌などくれずゥ…
一戸建てさえ 遠い夢
口惜しいね… だまされて
嘘つき 甲斐性なし
大法螺 恋泥棒 ヤイ! 亭主
堪忍袋の 堪忍袋の 緒を切るぞ
衿にゃ口紅 おんなの匂い
罰が悪いか 手土産さげて
出世街道 男の意地はァ…
ドブに捨てたと 午前様
哀しいよ… 切ないね
負けるな 意気地なし
貧乏は 嫌いだ ヤイ! 亭主
堪忍袋の 堪忍袋の 緒を切るぞ
2.鎌倉夫人
作詞:小金井一正
作曲:中島慎二
谷戸の坂道 つづら折り
あなたの足音 通う路
開けてあります 裏木戸は
雪の灯りも 恥かしい
ほどく 朱い塩瀬の 帯の彩
今日も 泊らずに 帰るのでしょうか
わるいおんなと 世の中は
礫をわたしに 投げるでしょうか
あなた何にも いわないで
罪の深さに 揺れてます
遠く 鎌倉のお寺の 鐘の音
今日も 泊らずに 帰るのでしょうか
空の裁きが 下りようと
裏駅通りを 傘の中
ついてゆきたい この人と
つらい別れの ない道を
町は 羽根が舞うよな 雪が降る
今日も 泊らずに 帰るのでしょうか
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