泉州恋しぐれ

長保有紀 泉州恋しぐれ歌詞
1.泉州恋しぐれ

作詞:鈴木紀代
作曲:中村典正

惚れた私にゃ 気のないあんた
岸和田イチの 男振り
だんじり祭じゃ 屋根の上
踊ってさばく 大工方(だいくがた)
ヒヤヒヤで ワクワク ドキドキや
泉州(せんしゅう)おんなの 恋々恋々 恋しぐれ

あんた根っから 中之濱町(なかんば)育ち
ハンパなことが 大嫌い
つめたい小雨が 降る夜に
馴染みの酒場で 知り合(お)うた
私のな せつない 片想い
泉州おんなの 恋々恋々 恋しぐれ

秋の浜風 肌身にしみる
坂道登る 千亀利城(ちぎりじょう)
あんたと逢えそな 名残り月
祭の後の やるせなさ
ヒヤヒヤで ワクワク ドキドキや
泉州おんなの 恋々恋々 恋しぐれ


2.遠州恋しぐれ

作詞:鈴木紀代
作曲:中村典正

富士は赤富士 太田の川に
船は浮きもの 流れもの
女ごころに 火をつけて
消しもしないで 行った男(ひと)
千に一つの 帰りを待てば
今日も遠州 遠州 遠州恋しぐれ

秋葉(あきば)神社の 火伏(ぶ)せの山に
咲いてせつない 女郎花(おみなえし)
恨みつらみは ないけれど
未練一つを 持て余す
バカは死ななきゃ なおりはしない
今日も遠州 遠州 遠州恋しぐれ

恋は女の 命だけれど
所詮男の ひまつぶし
耳をつんざく 噂風
髪を手櫛(てぐし)で かき上げる
小夜の中山 女がひとり
今日も遠州 遠州 遠州恋しぐれ