流星~いにしえの夜空へ~

里見浩太朗 流星~いにしえの夜空へ~歌詞
1.流星~いにしえの夜空へ~

作詞:荒木とよひさ
作曲:弦哲也

生きてきた証(あか)しを 誰かに語るより
我が懐(むね)に問いかけて 酒を酌(く)むがいい
残り火の生命(いのち)が 燃え尽き消えるなら
それも良し 逝(ゆ)くも良し 潔(いさぎよ)いならば
嗚呼…星よ散れ 静かなる男のままで
悠久の時の中の 夢を惜しむより
嗚呼…星よ散れ 悔いのない生涯(じんせい)ならば
春浅き 夜明け前の それも流れ星

寂しさに背をむけ 何かを悟るより
老いてゆく楽しさを そばに置くがいい
愛おしき彼(か)の女(ひと) 手枕にするのなら
それも良し 抱くも良し 秘め事であれば
嗚呼…星よ散れ 静かなる男のままで
移りゆく花の彩(いろ)に 慕(おも)い残すより
嗚呼…星よ散れ ひと糸(すじ)の尾を引きながら
秋深き 西の夜空(そら)へ それも流れ星
また一(ひと)つ 西の夜空へ それも流れ星


2.飲むほどに 酔うほどに

作詞:荒木とよひさ
作曲:竹内弘一

独りでぐらりと 酔ったとき
思い出すのは ガキの頃
チンチン電車に 原っぱに
小便(しょんべん)くさい 映画館
時代遅れの男たち どこへ帰ろかもどろうか
秋刀魚(さんま)の煙が 煙が目に沁(し)みる
あゝ 飲むほどに 酔うほどに
昭和の昔が 遠くなる
あゝ 飲むほどに 酔うほどに
あの日の青春(ゆめ)が 遠くなる

女将(おんな)に片惚(かたぼ)れ したときも
不器用者と 諦(あきら)める
懐メロ一曲(ひとつ)と ぬる燗と
最終電車と 影法師
路地裏横丁の男たち どこへ帰ろかもどろうか
ぽつりと小雨(こさめ)が 小雨が降り出した
あゝ 飲むほどに 酔うほどに
昭和の昔が 遠くなる
あゝ 飲むほどに 酔うほどに
あの日の青春(ゆめ)が 遠くなる

あゝ 飲むほどに 酔うほどに
昭和の昔が 遠くなる
あゝ 飲むほどに 酔うほどに
あの日の青春(ゆめ)が 遠くなる